「竜とそばかすの姫」カンヌ映画祭内でワールドプレミア実施 日本公開に先駆け、14分のスタンディングオベーション

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2021年07月16日 21:21  アニメ!アニメ!

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『竜とそばかすの姫』(C)2021 スタジオ地図
細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』が、「カンヌ国際映画祭」オフィシャル・セレクション内に新設された「カンヌ・プルミエール部門」に選出。日本公開前夜である現地時間2021年7月15日20時に「Theatre Claude Debussy(ドビッシーホール)」にて、世界初上映となるワールドプレミアを行い、約14分間のスタンディングオベーションが巻き起こった。

『竜とそばかすの姫』は、『時をかける少女』『サマーウォーズ』をはじめとする過去作すべてが「日本アカデミー賞」最優秀アニメーション作品賞に輝き、『未来のミライ』で「アニー賞」受賞のほか「米国アカデミー賞」長編アニメーション部門にノミネート受賞した細田守監督の最新作。
母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公・すずが、50億人が集うインターネット上の仮想世界<U(ユー)>で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする姿を描く、勇気と希望の物語だ。



そんな本作が、「カンヌ国際映画祭」オフィシャル・セレクション内に新設された「カンヌ・プルミエール部門」に選出され、現地時間7月15日にワールドプレミアを実施。
細田監督にとって今回は、2018年公開の『未来のミライ』が「71回カンヌ国際映画祭」期間中に開催された「監督週間」に選出され、現地での上映以来、3年ぶり2度目のカンヌ訪問となった。
上映前に今回の再訪について「今、世界中がコロナ禍にあり(昨年はカンヌ国際映画祭中止)、本当に映画祭が開催されるか心配していましたが、しっかりと開催されていることにほっとしましたし、映画文化がまた復活して盛り上がりをみせるというその瞬間に立ち会えることは、映画の作り手の一人として誇らしい気持ちです。まだ世界中で誰も観てないこの作品が初めて上映されることに緊張していますが、映画を楽しんでくれることを願っています」とコメントする。



上映時間を迎えると、10代からシニア層まで劇場を埋め尽くす約1,000人の観客が来場。
終了後は、場内に明かりが灯るよりも早く、割れんばかりの拍手が巻き起こり、1階席のみならず2階席含め場内の観客は総立ちに。
劇場全体に鳴り響くとても温かい拍手と歓声は、約14分間も続き、予定にはなかった監督からの上映後の挨拶も急遽行われ、「気持ちのこもった拍手を本当にありがとうございます」と感謝の意を述べた。

『竜とそばかすの姫』は、7月16日より全国ロードショー。

<以下、コメント全文掲載>
細田守監督 上映後のコメント

こんなにみなさんから拍手をもらえるとは思ってなくてビックリしました。世界で初めてお客さんに観てもらい、さらに拍手もいただいて本当にほっとしました。今作はカンヌ映画祭の中でも特殊な作品だと思いますが、映画を愛する人が集まるこの場所で支持してもらえたことは、すごく励みになりますし、力になります。この作品は幸せですね。
いよいよ日本でも本作が公開となりますが、カンヌでご覧になった人達と同じような気持ちを共有して欲しいです。コロナ禍で大変だと思いますが、感染対策をしながら、ぜひ映画館でこの作品を楽しんで欲しいです。

(C)2021 スタジオ地図

[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]

このニュースに関するつぶやき

  • よくサマーウォーズと殆ど同じ様な設定で新作として出せるよね。結局売れた設定に縋ってるとしか思えない。せめて続編として出せば良かったのにね。
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