Apple Watchで特別なバッジとステッカーを獲得できる「心臓月間チャレンジ」 - チャレンジ企画とセットになっているAppleの想いについても考えた

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2018年02月14日 17:32  マイナビニュース

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本日はApple Watchの新たなアクテビティチャレンジ企画「心臓月間チャレンジ」の最終日となっている。チャレンジに成功したユーザーには、すでに特別なバッジとステッカーが届いていることだろう。

今回のアクテビティチャレンジは、2月8日から2月14日の7日間、連続でエクササイズゴールを達成すべし、というものだった。今年は1月中のどこかの7日間、毎日3つすべてのアクティビティゴールを達成せよという「謹賀新年チャレンジ (Ring in the New Year Challenge)」が実施されている。

「アクティビティ」アプリの真ん中の緑のリング、「エクササイズ」を閉じればOKということで、比較的ハードルは低いと思ったのだが、2月8日から2月14日の7日間という期間指定があったのは、ちょっと厳しかったかもしれない。初日に失敗したら、それでもう終わりで、今年の謹賀新年チャレンジとは異なり、再チャレンジ不可となっていたからだ。

とはいえ、「エクササイズ」のゴールを目指すのは、そんなにツラいことではない。早歩き以上の運動をカウントしてくれるので、ジム通いするとか、皇居周辺を全力疾走するとか、特別なことをしなくても良い。筆者は歩行速度が比較的速い(時速5Kmくらい)ので、一日に30分歩くと、自動的に閉じてしまうのだ。

だから、今回は楽だったという話がしたいのではない。チャレンジ企画にのっかって、バッジとステッカーのコレクションに夢中になるのも、それはそれで良いが、筆者はAppleが本来伝えたいと思っているメッセージを受け取り損ねていないかと反省することがある。

今回の心臓月間チャレンジは、米国内で推進されている「Heart Month(心臓月間)」にあわせて実施されたものだ。米国では毎日2,300人が心臓疾患で命を落としていると言われていて、2月は心臓の健康について改めて考える啓蒙月間としようという機運が高まっているのである。

7日に届いた心臓月間チャレンジの通知には「心臓に何かよいことをしましょう」と少し抽象的な文言が添えられていたが、要は、運動すれば心臓病のリスクが減らせますよというメッセージが込められていたのだ。この件については、WHOなどが一日30分間の運動で死亡率や心臓病などのリスクが大きく下がると報告している。ちょっとした心がけと行動でなんらかの病に罹患する可能性は下げられる。チャレンジ企画は皆が健康に過ごせるようにという思いがあるのだ。

watchOS 4では、安静時に高心拍数を何回か感知すると、異常かもしれないと通知してくれる機能が搭載された。今後、心拍数のカウント以外にも健康管理に役立つ機能が追加されるであろうことは想像に難くない。搭載済みの機能としては、個人的には「アクティビティ共有」が助かっていて、体調があまりよろしくないのは明らかでありながら離れて暮らす母親の状態がチェックできるようになっている。「高齢化社会に向けてであったりとか、介護みたいなことの大変さであったりとか、この時代のストレスであったり(by 小室哲哉)」といったことが可視化される状況において、Apple Watchがサポートしてくれること、果たしてくれる役割は、決して小さくないと筆者は考えている。(稲葉雅己)

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