BMW、ミレニアル世代へ向けた新型コンパクトSUV「X2」を日本でも販売開始

0

2018年04月17日 17:22  マイナビニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
BMWは16日、新モデル「X2」の国内販売を開始した。

○挑戦し続ける姿勢を表現した新コンセプトモデル

BMWのSUVラインナップであるXモデルの中で、「X4」や「X6」などクーペのようなスタイリングを持つタイプの車両は「SAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)」と名付けられ、今回発売した「X2」もそこにカテゴライズされる。

同車両は、Xモデルの中で最もコンパクトであった「X1」から全長を80mm、車高を75mm短縮し、一般的な機械式駐車場にも収まるサイズを実現した。ルーフラインは従来のクーペスタイルに固執することなく、Xモデルらしい強固なイメージを残すやや武骨な形状にすることで躍動感を表現している。

BMW車の代名詞とも言えるキドニーグリルは、下部の幅を広げた他にはないデザインへ刷新。両サイドに設けられた大型のエアインテークの存在も相まって、低重心かつワイドな印象を強めている。

ヘッドライトのデザインも、同車両のスポーティなキャラクターを強調している。LEDデイタイム・ランニング・ライトを組み込んだ伝統的な丸形2灯式デザインを採用し、中央寄りのライトは外側よりもやや小さく設計。これにより、シャープかつダイナミックな外観を生み出している。

リヤエンドは水平のラインを強調したデザインに仕上げ、ここでも幅の広さとスポーティさを強調。高めの位置に配したLEDテールライトには、Xモデル特有のT字型の光源部とBMWクーペの特徴であるL字型の輪郭を組み合わせた形状を採用している。

Cピラーには、歴代BMWクーペの名車を彷彿とさせるブランドロゴが鎮座。これは近年採用されていないデザインのものであり、同社の伝統と創造性を融合させる要素として、モデルコンセプトを端的に象徴している。

グレードのラインナップとそれぞれの価格は以下の通り。

「X2 sDrive 18i」 436万円
「X2 xDrive 20i」 474万円
「X2 sDrive 18i M Sport X」 481万円
「X2 xDrive 20i M Sport X」 515万円
○エクストリームスポーツからインスパイア

全体として強いコントラストを感じさせる“フローズン・グレー”というカラーをアクセントにした「X2 M Sport X」のデザイン。どの角度から見ても目に付くように配置されたこのカラーは、同車両のビジュアル面での大きな特徴となっている。

また、同モデルには専用の大径19インチ・スタイリング722Mホイールが標準装備され、さらにオプションとしてより大径となる20インチMライト・アロイ・ホイールも装備可能に。

内装は、イエローのコントラストステッチを施すことで上質さと軽快さを表現。搭載された「ドライビング・パフォーマンス・コントロール・スイッチ」では走行特性を調整でき、標準モードの「COMFORT」、燃費重視の「ECO PRO」、スポーティな走りの「SPORT」が設定されている。

パワートレインは、「sDrive 18i」と「xDrive 20i」の2種類を用意している。「sDrive 18i」は、最高出力140PS/4,600rpm、最大トルク220Nm/1,480-4,200rpmを発生する直列3気筒DOHC1.5リッターツイン・パワー・ターボ・ガソリンエンジンに7速DCTを組み合わせた前輪駆動。「xDrive 20i」は、最高出力192PS/5,000rpm、最大トルク280Nm/1,350-4,600rpmを発生する直列4気筒DOHC2.0リッターツイン・パワー・ターボ・ガソリンエンジンに8速ATを組み合わせた4輪駆動となっている。

また、安全機能・運転支援システムとして、全車に「ドライビング・アシスト」も搭載される。前車接近警告機能や衝突回避・被害軽減ブレーキ、レーン・ディパーチャー・ウォーニングのほか、オプションでアクティブ・クルーズ・コントロールも用意。「BMW SOSコール」や「BMWテレサービス」など、独自のエマージェンシー・サービスも備えている。

16日には都内で同車両の発表会が行われ、BMWのブランド・フレンドに就任した元SMAPのメンバーでタレントの香取慎吾さんがサプライズゲストとして登場した。常に新しいステージで挑戦を続ける香取さんの姿勢が、“常識や周囲の評価起点ではなく、自分の道はいつも自分で切り開く”という意味を込めた同車両のコンセプト・「UNFOLLOW」を体現していることから、今回のコラボレーションが実現したという。

ブランド・フレンドの活動として、まずは同車両のスペシャル・コンセプト・ムービーの制作が予定されている。アッパーなブランドイメージはそのままにユーザー層の拡大を狙うマーケティング戦略は、今後どのように進展していくのか。同車両の評判と併せて注目していきたい。

※価格は全て税込(小山悠)
    ニュース設定