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「学校へ行こう!」成功の鍵は、V6とスタッフの“特別な関係”に

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2018年09月23日 11:12  ザテレビジョン

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写真TBSの江藤俊久プロデューサーにインタビュー/撮影=七五三木史織
TBSの江藤俊久プロデューサーにインタビュー/撮影=七五三木史織
9月24日(月・祝)、TBS系にて「V6の愛なんだ2018」(夜7:00-10:00)が放送される。同番組のプロデューサーを務める江藤俊久氏は、TBSに入社後、「さんまのからくりTV」(1992〜1996年)、「さんまのSUPERからくりTV」(1996〜2014年)、「ナイナイのお見合い大作戦!」(2014年ほか)、「万年B組ヒムケン先生」(2016〜2017年)など、多くの人気バラエティー番組に携わってきた。

【写真を見る】V6が高校の校舎を掃除して大はしゃぎするなど、見どころの多い「─愛なんだ2018」

次々にヒット番組を世に送り出す江藤氏が、大切にしている物とは何なのか。その足跡を振り返りつつ、「学校へ行こう!」(1997〜2005年)や「学校へ行こう!MAX」(2005〜2008年)への思い入れ、そして、V6との“特別な関係”について、じっくりと話を聞いた。

■ 始まりは“KYな若手AD”だった

――テレビマンとしてのスタートを教えてください。

TBSに入社した1992年に始まった「さんまのからくりTV」で、3年間くらいADをやりました。僕、たぶん生意気だったんですよね。

当時のプロデューサーとチーフ作家の大岩賞介さん―「オレたちひょうきん族」(1981〜1989年、フジテレビ系)など構成を担当―のお二人が、会議で“こうした方が面白い”“ああした方が面白い”って議論を交わしていて、意見がぐるぐる回っていたんです。そこに僕が、“すいません、お二人ともおっしゃっていることはよくわかるんですけど…”って口を挟んじゃったんですよ。普段は温和な大岩先生にブチ切れられまして。“君は誰だ”って(笑)。

――その「さんまのからくりTV」でディレクターデビューとなるんですよね?

はい。そういうKYな若手ADだったんですけど、作家の樋口卓治さんが書いてきた「からくりビデオレター」という企画…僕の記憶では、“近くにいるけど、面と向かって言えないことをビデオレターで言い合う”というものだったんですが、僕はうちのおふくろのことや、故郷に住む父ちゃん・母ちゃんが上京している息子・娘に言っているイメージが浮かんだんです。

当時 総合演出だった園田憲さんに、“自分で撮ってみたいんですけど、週末、青森に行って来ていいですか?”って訊いたら、“勝手にすれば”みたいな感じで返されて(笑)。お金がかかる話だし、上司にも恵まれていたんですけど、それで青森へ行き、一人でデジカムを回して撮りました。それの評判が良くて、ディレクターデビューにつながったんですよね。なぜ青森か? う〜ん、なまりだとか、直感的にだと思います(笑)。

■ V6とは幸運な出会い方をしました

――そして、大人気番組となった「学校へ行こう!」「学校へ行こう!MAX」も手掛けられるわけですね。9月24日(月・祝)には、その流れをくんだ特番の第三弾「V6の愛なんだ2018」の放送も控えているわけですが。

よく“「学校へ行こう!」じゃねえか”って言われるんです。まぁ、違うわけでもないんですが(笑)。

V6が20周年を迎えるタイミングで放送した「学校へ行こう!2015」が、“一夜限りの復活”と謳っていたんですね。おかげさまで評判が良かったんですが、“一夜限りの復活だったのにまたやんのかい!”みたいな、引退したプロレスラーがまた復帰、みたいな感じが照れくさかったというのがあります。あと、みのもんたさんや渡辺満里奈さん、あのチーム全員がいて「学校へ行こう!」なんですよね。だからあえて、差別化させていただきました。

――それほどまでに「学校へ行こう!」への思い入れが強いわけですね。

そうですね。隠してもにじみ出ちゃうと思うんですが、うちのスタッフはV6が大好きなんですよね(笑)。もちろん出会ったのは仕事でなんですけど、幸運な出会い方をしました。

V6はすでに人気アイドルでしたけど、バラエティー番組に関してはほぼ初めて。一方、僕らも血気盛んな時期で、お互いにバラエティーにおいては、まだ何者でもない状況で出会っているんです。

だから、普通の演者さんとスタッフというより、“故郷が同じ“みたいな思いが、お互いにあると思うんですよね。「愛なんだ」には、「年に1回くらいV6が大暴れ出来る番組を提供したい」というスタッフからメンバーへの愛があって、彼らは彼らで「年に1回くらい付き合ってやるか」みたいな、気を遣い合っている感じがあると思います(笑)。

■ 大人になったV6だから届けられるもの

――「学校へ行こう!」時代と今とで、V6が変わったと思うところは?

大人になりましたよね。以前は、メンバーのテンションが低い時にはくすぐって笑わせていたんですけど(笑)、今は6人にリスペクトを持ってやっています。一言一言に説得力が増したと思いますし、「愛なんだ」みたいな番組は、彼らがそれぞれの道において一線にいないと出来ません。

そういう意味では、若いころは“バラエティーのノウハウを教えてやる”くらいの勢いでしたけど、今は“年に一度、こういう番組を一緒に作ることができて光栄だな”という気持ちが大きいですね。

――今年の「V6の愛なんだ2018」ならではの企画といえば、やはり「未成年の主張」ですね。

そうですよね。今回の特番では、「未成年の主張」の全国大会をやります! 最初にそのアイデアが出た時、「学校へ行こう!」の看板企画でもあったし、「愛なんだ」でやることに僕の中で若干の抵抗がありました。

けれど、番組が終わって10年もの時が経ち、当然いろんな手法のバラエティーが出てくるなかで、よそ様の番組では出来ない、V6と我々スタッフじゃないと出来ない企画が「未成年の主張」だと考えて、そのこだわりは消えました。

この番組は、もちろん学生たちにも見てほしいけど、かつて学生だったすべての人に、自分の青春の1ページと比較したり、こんなことあったなぁとか思いながら見てもらえたらと思っています。当時は学生たちの兄貴分のようだったV6が、今はもうちょっと広い世代の方々にリーチする存在になっているので、そういう人たちにも見てもらいたいなっていうのは、すごく思いますね。

■ 「未成年の主張」は一度流れた企画だった

――ところで、「未成年の主張」が生まれた経緯とは?

当時のチーフ作家だった、おちまさとさんが書いてきた企画でした。ドラマの「未成年」(1995年)の最終回に、いしだ壱成さんが屋上でアジテーションするシーンがあるんですね。それの一般の方バージョンなんですが、「いい企画だな」となりながら、会議では一回流れたんです。

でも、当時の総合演出の合田隆信(現編成局長)に、おちさんから「やっぱりやってほしい」と再度リクエストがあって、僕のところに回ってきました。僕は「からくりビデオレター」を立ち上げた後だったので、それの若者版だと思って、親への感謝だったり、友達へのちょっとした愚痴だったり、アットホームで日常的なことを屋上から叫ぶというのを一回撮ったんですよ。

今思えば爆笑をとるような主張じゃなかったんですけど、そのVTRがスタジオで異常に沸いたんですよね。すぐに合田が僕のところに来て、「これ、あと何回できるんだ?」って訊いてきたので、「基本的には一生できますけど。学校に生徒と屋上がある限り」って(笑)。そこからレギュラーになりましたが、まさか20年近く経って、またやるとは夢にも思いませんでした。

■ 目立たない子から、爆発的なものが生まれる瞬間がある

――最後に、江藤さんの番組づくりにおけるこだわりをお聞かせください。

これまで自分が携わった番組を振り返ると、一般の方が出演する番組が好きなんだなって改めて思うんです。

「爆笑!明石家さんまのご長寿グランプリ」(2016年〜)もすごく好きな番組なんですが、その中の「ご長寿ビデオレター」では、ご長寿さんが何十年か前の自分へ向けて語りかけます。若い時の自分だったら、多分「ご長寿早押しクイズ」(「さんまのSUPERからくりTV」の1コーナー)の爆笑解答だけを楽しんでいたと思います。あれはあれで素敵な企画ですけど、「ご長寿ビデオレター」ではご長寿が若い時の自分に語りかけているようで、「今の若者」に言っているようにも聞こえますよね。同じ悩みを抱える若者へのメッセージになっているから、すごくいいと思うんです。

「未成年の主張」でも、サッカー部のエースとか、クラスの人気者とかだけじゃなくて、一見目立たないけれどすごく魅力のある子が発掘できた時、うれしいんですよね。今、素人さんが出演する番組って、個人情報の扱いなどなかなか大変な面もあるんですが、その人の中に眠っていた魅力みたいなのものがボコって出てきた時、タレントさんとは違う、爆発的なものが生まれる瞬間があって、楽しいんですよ。

今回の「未成年の主張」全国大会も、素敵な学生たちがたくさん登場していますので、期待してください!(ザテレビジョン・文=佐藤ろまん)

このニュースに関するつぶやき

  • やはり、成功の秘訣は【軟式グローブ】でしょうね♪
    • イイネ!1
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  • だぜと永谷とマサーシーの力は偉大
    • イイネ!42
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