「うちの犬なら歌えるはず」美声で自分の身元を証明した迷い犬、無事飼い主の元へ(イスラエル)<動画あり>

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2018年04月16日 14:02  Techinsight Japan

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曲に合わせて歌い始める犬(画像は『Israel Police 2018年4月11日公開 YouTube「איחוד בין כלב מזמר שאבד לבין בעליו」』のサムネイル)
犬を飼っている人であれば、似たような犬が数頭いたとしても自分の愛する犬は‟この子だ”と一目でわかることだろう。しかし、もし自分のペットが行方不明になり警察などで保護され、マイクロチップや首輪をつけていないとなれば、どのように自分の犬だと証明することができるだろうか。このほどイスラエルで警察に保護されたシベリアン・ハスキー犬がある芸を披露したことによって身元が明らかになり、無事飼い主の元へ戻ることができたという。地元メディア『The Times of Israel』や『Arutz Sheva』が伝えている。

【この記事の動画を見る】

今月9日、イスラエル警察署のFacebookに音楽に合わせて歌う犬の動画が投稿され、35,000回以上も再生されている。これは同署の警察官がネゲヴ砂漠にあるテルシェヴァでベドウィン族が住む町をパトロールしていた時に保護したシベリアン・ハスキー犬の動画だ。

警察官は当時、1頭のハスキー犬の周りに座っている数人の若者に気付いた。犬が衰弱しているように見えたのもあって彼らに事情を聞いたところ、「この犬は、少し前に通りを歩いているところを見つけただけだ」と話していたという。

その時ひとりの警察官が、イスラエル南部ベエルシェバに住む男性が行方不明になっている犬を探しているという報告が署にあったことを思い出した。そして一旦、署で引き取り保護することになった。ハスキー犬には水などを与えて、飼い主と思われる男性に電話を入れた。

警察官は男性に「署に来て自分の犬かどうか確かめるように」と伝えたが、「今、この場で自分の犬なのか確認できる方法がある」という答えが返ってきた。さらに男性は、イスラエルの人気コメディドラマ「Shemesh」、もしくは子供向けアニメ番組「Arthur」のテーマ曲に合わせて歌うことができたら自分の愛犬に間違いないということを付け加えた。

試しに警察官らが、男性の証言を検証するため全く違う曲を何曲かかけてみたところハスキー犬は興味を示すことは無かった。しかし「Shemesh」のテーマ曲であるイスラエルのポップバンド、ティーパックスの「Eize Olam(What a World)」をかけてみたところ、ハスキー犬に大きな反応があった。

地面にうなだれていた頭を急に持ち上げて少し首をかしげたかと思うと、ハスキー犬だけにハスキーな声で「ワウーーーン」と歌い始めた。その瞬間、警察官らからは笑いがこぼれた。間違いなく自分の愛犬だと分かった飼い主の男性はすぐ署に向かい、ハスキー犬は愛しい飼い主に再会することができた。『芸は身を助く』とは、このことを言うのかもしれない。



画像は『Israel Police 2018年4月11日公開 YouTube「איחוד בין כלב מזמר שאבד לבין בעליו」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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