宮崎駿監督の引退作『風立ちぬ』テレビ初放送「金曜ロードSHOW!」に登場

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2015年02月20日 06:21  TVerプラス

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宮崎駿監督の長編アニメーション映画引退作『風立ちぬ』が、2月20日(金)の「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系、21:00〜23:34、40分拡大)に登場。待望のテレビ初放送となる。ゼロ戦の生みの親である航空技師・堀越二郎、同時代を生きた文学者・堀辰雄、二人の人生を融合させた主人公「堀越二郎」の物語だ。

美しい飛行機を作るという夢に向かって真っすぐに突き進んだ二郎の青春を、関東大震災から第二次大戦へと向かう日本の世相を背景に描いていく。二郎の声を演じたのは、「ヱヴァンゲリヲン」シリーズを手がけたことで知られる庵野秀明。宮崎監督の『風の谷のナウシカ』で巨神兵の作画を担当し、同監督を師匠と慕う。二郎にシンパシーを感じるであろう孤高のクリエイターとしての内面と、どこか金属のようなイメージの声質が見事に相まって、唯一無二の“二郎”を作り上げている。公開当時、庵野が声優としては素人のため、違和感を感じるという観客もいたが、聞けば聞くほど、他のテクニックがある声優が演じていれば宮崎監督の意図が伝わらなかったのでは、と言える絶妙なキャスティングとなった。

また、二郎と震災で出会い、運命の再会を果たす菜穂子役には女優・瀧本美織。結核を患い、病床に伏しながらも愛する夫・二郎の夢を支え、最後まで真っすぐに生き抜いた菜穂子という女性を見事に演じきっている。特に、寝ている菜穂子の側で仕事をしている二郎が、「体に障るから」と出て行こうとした時、「ここにいて」と引き留めるシーンは、シンプルなやり取りで二人の覚悟、二人の関係を描いた名シーンだ。そして何といっても、涙せずにはいられないラストシーン。菜穂子の最後の言葉は、見る者にこの作品のテーマを強烈に印象付ける。

日本テレビの「金曜ロードSHOW!」といえば、スタジオジブリの作品を定期的に放送し、いずれも高視聴率を叩きだしてきた。テレビ初放送となる宮崎駿監督の渾身の作品『風立ちぬ』が、どれだけ多くの人々に視聴され、どのような感想が語られるのか、注目が集まっている。

関連リンク
宮崎駿引退会見・質疑応答全文(その1)
http://dogatch.jp/news/ntv/19212?type=link_news

【インタビュー】『風立ちぬ』ヒロイン役・瀧本美織
http://dogatch.jp/interview/522/index.html?type=link_news

宮崎駿監督、主演の庵野秀明、主題歌の松任谷由実が揃ってスタジオジブリで会見
http://dogatch.jp/news/ntv/17378?type=link_news

このニュースに関するつぶやき

  • 『アレ勃ちぬ』か?。銀魂の「よろず屋よ永遠に」で1シーンに出てくるが、それは見てみたいぞ(笑)。---
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