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出産が無事終わったと思ったら、休む間もなく始まる育児。愛しい存在の我が子でも、一生懸命お世話をしているのにも関わらず泣き止んでくれないと、ついイラっとしてしまいますよね。
1人途方に暮れては自分の育児に自信をなくして落ち込んでしまい、やがて育児ノイローゼになってしまう人もいます。
そこで今日は、産まれたばかりの我が子の育児に奮闘しているママのために、赤ちゃんが泣き止まないときに試してほしい3つのステップについてお伝えします。
■絶対ダメ!「赤ちゃんが泣き止まないとき」にしてはいけないこと
赤ちゃんがなかなか泣き止んでくれないと、世話をするママが疲れてきて、イライラしたりパニックになってしまいがち。
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そんなとき、激しく揺さぶったりは決してしないように!
“乳幼児揺さぶられ症候群”により、脳に障害が残ってしまったり、失明などの恐れがあります。
乳幼児揺さぶられ症候群は、赤ちゃんの脇を両手で抱えて、縦に抱き、激しくゆさぶることで起こります。
赤ちゃんの頭は、頭蓋骨の中に脳が浮いている状態です。激しく揺さぶられると、脳がさまざまな速度で動きます。そうすると脳の中の血管がちぎれ、硬膜下出血を起こしてしまうのです。
目も同様に網膜が引っ張られて、様々な部位で網膜出血を起こします。
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激しく揺さぶることで一時的に泣き止むこともあるかもしれませんが、それは実は脳震盪(のうしんとう)などを起こしているだけ。
赤ちゃんの欲求が満たされて泣き止んでいるわけでは決してないのです。
■安心して!赤ちゃんの「泣き」のピークは生後1〜2ヶ月
とにかく赤ちゃんは、どんな子でも、どんなときでも、どれだけ献身的に世話をしていても、よく泣くもの。
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厚生労働省によると、これまでの研究で、赤ちゃんの何をやっても泣き止まない激しい“泣き”は、どのような関わり方をしても、生後1〜2ヶ月頃にピークを迎えることが分かったそうです。
赤ちゃんによっては一日合計5時間以上も泣くこともあるそうですが、それでも必ず終わりがあって、生後5ヶ月ぐらいにはだんだん収まってくるということ。
永遠には絶対に続かないので、安心しましょう。
■赤ちゃんが泣き止まないときに試してほしい3つのステップ
赤ちゃんが泣き止まなくて困ったときは、以下のことを試してみましょう。
(1)生理的欲求を満たしてあげる
まずは、お腹が空いた、抱っこ、暑い、寒い、おむつが濡れて気持ち悪い、など生理的欲求で泣いていないかの確認を。
母乳やミルクをあげたり、優しく抱っこしてあげたり、部屋の温度や服装、おむつを変えるなど基本的なお世話をしてあげましょう。
(2)ママのお腹にいたときに近い状態や音を作ってあげる
それでもまだ泣き止まない場合は、ママのお腹にいたときに近い状態を作ってあげましょう。
具体的には、おくるみで包んであげたり、「シー」と囁きます。この「シー」という音は、胎内にいたときに聞こえる血管の音に近いので安心するのだとか。
その他、ビニールをくしゃくしゃさせた時に出る音を聞かせたり、掃除機の音を聞かせたり、ドライブに行ったり、心地よい振動を与えることで泣き止むことも多いようです。
(3)いったん赤ちゃんと距離を置く
それでも泣き止まない、そんなときは、イライラする前に、赤ちゃんと距離を置いてみましょう。
両親など信頼できる人が近くにいるなら、バトンタッチして、外の空気を吸ってリラックスを。
もし近くに誰もいない場合は、赤ちゃんを安全なところに寝かせて、トイレに行ったり、深呼吸したり、メールや電話で誰かに相談したり。
そうすることでママ自身が冷静になり、落ち着いて赤ちゃんとまた向き合うことができます。
いかがでしょうか。
赤ちゃんは泣くのが仕事。そしてそれは必ず終わりが来ます。赤ちゃんが泣き止まなくて困ったときは、今日お伝えした3つのステップを参考に対処してみてくださいね!
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【参考】
※ 赤ちゃんが泣きやまない〜泣きへの対処と理解のために〜 – 厚生労働省
【著者略歴】
※ 黄本恵子・・・2010年、ライターとして独立。自己啓発・コミュニケーションスキル系の本や、医療・医学系の本の編集協力・代行執筆を数多く手がける。現在、1児の母。日々ヤンチャぶりが増す息子に振り回されながら、執筆業に励んでいる。
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