● 阪神 0 − 6 広島 ○
<25回戦・甲子園>
広島が3位阪神に快勝し、CS進出の可能性を最終戦に残した。先発の黒田が9回途中無失点の力投。大事な試合で抜群の安定感を発揮し、11勝目(8敗)を挙げた。
広島は0−0で迎えた4回、先頭の2番菊池がセンター前ヒットで出塁すると、続く3番松山がライトへの7号2ランを放ち2点を先制。さらに二死無走者から四球とヒットで二死二、三塁とすると、8番石原がライト前への2点タイムリーを放った。
4点リードの6回には、7番田中にダメ押しの8号2ランが飛び出し6点目。負ければ終わりの大一番で、この日は打線が奮起した。
先発の黒田は、初回から丁寧な投球でゼロ行進。5回、6回はそれぞれ得点圏に走者を背負ったが、いずれも併殺で切り抜け阪神打線の反撃を許さなかった。黒田は復帰後初めて9回のマウンドにも登り、一死一、三塁とされたところで降板。このピンチを2番手の中崎が無失点で締め、見事な完封リレーを達成した。
広島は3位阪神を直接叩き、CS進出に逆王手。7日に予定されている中日との最終戦に勝利すれば、2年連続の3位が決定。引き分けか敗戦なら、阪神が3位となる。