リーガ・エスパニョーラ第32節が9日に行われ、レアル・ソシエダとバルセロナが対戦した。
5日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグのアトレティコ・マドリード戦で勝利したバルセロナ。中3日で迎えた敵地での一戦には、前線のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ブラジル代表FWネイマールが先発出場を果たした一方、中盤を支えるクロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチとスペイン代表MFアンドレス・イニエスタはベンチスタートとなった。また、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスは累積警告で出場停止となっている。
試合開始5分、ホームのレアル・ソシエダが先制に成功する。シャビ・プリエトが右サイドから上げたクロスボールにミケル・オヤルサバルが頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。
1点を追うバルセロナは21分、エリア付近でFKのチャンスを得ると、メッシが直接ゴールを狙った。しかしこれは壁に阻まれ、得点には至らない。
さらに34分にはメッシの浮き球のパスをネイマールがエリア内でつなぎ、最後はアルダ・トゥランが右足でダイレクトシュートを放ったが、DFが体を張ってブロック。ゴールを死守した。このままレアル・ソシエダのリードで前半を折り返す。
同点に追いつきたいバルセロナは、後半開始とともにイニエスタを投入した。
すると55分、エリア付近で横パスを受けたイニエスタが左足のミドルシュートを打った。しかしGKヘロニモ・ルジが右手一本でボールに反応し、チームを救った。
62分にはネイマールがエリア外で倒され、FKを獲得すると、自身でキッカーを務めた。しかしシュートは左サイドネットをかすめ、同点ゴールとはならない。
攻勢が続くバルセロナは73分、エリア内でボールを受けたメッシがDFをかわし、タイミングを外した左足のシュートを打つが、GKルジがビッグセーブを見せ、ゴールを割らせない。
さらに86分、ダニエウ・アウヴェスが右サイドをクロスを上げると、中央でフリーのメッシが頭で合わせるが、これもGKルジが落ち着いてセーブした。
後半アディショナルタイム1分には、ジョルディ・アルバからの縦パスを受けたイニエスタが反転して左足のシュートを放つが、得点することはできなかった。
試合はこのままタイムアップを迎え、レアル・ソシエダが1−0で勝利を収めた。敗れたバルセロナは今シーズンのリーグ戦で初の完封負けを喫するとともに、連敗となった。これで、2位アトレティコ・マドリードとの勝ち点差が3ポイントへ縮まった。
次節、レアル・ソシエダは敵地でMF乾貴士が所属するエイバルと対戦。一方のバルセロナは13日にアウェーでCL準々決勝セカンドレグのアトレティコ・マドリード戦に臨み、17日にホームでバレンシアと戦う。
【スコア】
レアル・ソシエダ 1−0 バルセロナ
【得点者】
1−0 25分 ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)