熊本地震の募金、支援金は「NPOなどの活動に配分」

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2016年05月11日 17:30  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

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5月2日の『SMAP×SMAP』(フジ系)で熊本地震に関する募金をお願いした、木村拓哉とSMAPメンバー。'11年以降、5年間にわたり継続している『東日本大震災支援金』とともに呼びかけた。 「このたびの平成28年熊本地震により被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。こちらも支援金の受付を行っております。よろしくお願いします」 彼らが紹介する熊本地震の募金先は、同局看板アニメからとった『フジネットワーク サザエさん募金』。 同社のHPでは『サザエさん募金』は専用銀行口座への振り込みと、1通話324円の電話募金によって受け付けている。いずれも日本赤十字社を通じて、全額が『義援金』として送られるという。 挨拶で木村は『支援金』と口にしていたが、『サザエさん募金』は『義援金』の名目で募っている。同じ熊本地震募金の説明だが、支援金も義援金も同じものなのだろうか。そういえば東日本大震災の際も、この2種類の募金が盛んに呼びかけられていたが。 「支援金というのは、集めたお金をNPOやボランティア組織などの活動に配分するものになります。日本財団では1事業あたり100万円を上限として、活動費を出すことを行っております」 そう説明するのは今回の熊本地震はもちろん、国内外にサポートの手を差しのべる『公益財団法人日本財団』。支援金とは被災者の手元に直接渡るお金ではなく、現地で被災者をサポートする団体の資金としてあてがわれるのだという。 「多くのNPOやNGOが現地で活動、被災者への多様なサポート体制を築いています。例えば医療に特化した団体もあれば、家屋の損害に対してがれき撤去であるとか、あるいは建築に関してサポート、子どものケアなど、それぞれ専門とする分野があるんです。 ひとつの団体だけでは賄えなくとも、多様な専門知識をもった団体が活動することでいろいろなニーズに応えることが可能になるかと思います。そういった意味で支援金というのは、被災者の方にとっても有効な使い方だと考えております」(日本財団) 《主な『義援金』受付先、方法、期間》 ●内閣府 各種口座、郵便局にて6月30日 ●日本赤十字社 各種口座、郵便局など6月30日 ●社会福祉法人中央共同募金会 各種口座にて6月30日 ●熊本県 各種口座、義援金箱など6月30日 (問/熊本県 福祉のまちづくり室 TEL096-333-2202) ●熊本市 各種口座、義援金箱など6月30日 (問/熊本市 健康福祉政策課 TEL096-328-2340) ●益城町 各種口座にて6月30日 (問/益城町 会計課 TEL096-286-3111[代表]) ●南阿蘇村 各種口座、持参にて (問/南阿蘇村 会計係 TEL0967-62-9196) ※5月7日現在
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