美智子さまが「熊本地震」被災地訪問の時期を決められた背景

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2016年05月26日 02:30  週刊女性PRIME

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5月19日、「熊本地震」の被災地を日帰りで見舞われた天皇・皇后両陛下。なぜ、熊本への訪問が5月中旬になったのだろうか。 「両陛下は6月上旬に長野県での植樹祭が予定されているなど、すでにスケジュールが埋まっている状況でした。 今回の時期は当初、須崎御用邸(静岡県)で静養の予定があったので、これを熊本訪問に充てることにされたようです。両陛下の“無私”の精神の表れだとも思います」(宮内庁関係者) '11年7月に、栃木県那須御用邸で静養するときも、福島県から近くに避難していた避難者をお見舞いした両陛下。 「プライベート旅行」で青森県を訪問された'14年9月にも、津波の被害があった八戸市の港湾施設を視察し、被災者に心を寄せられた。 今回のお見舞いの時期は、そんな私的旅行とも関係があるようだ。 両陛下に近い関係者が打ち明ける。 「実は6月の下旬に両陛下は延期になっていた日光への私的旅行が予定されています。その前に、熊本のお見舞いをすませておきたい強いお気持ちがあったようなのです」 鬼怒川の決壊などで、茨城県、栃木県などに大きな被害をもたらした昨秋の豪雨で、9月中旬に予定されていた栃木県日光市への旅行を延期されていた両陛下。 なかでも奥日光は戦争中、小学生だった陛下が疎開されていて、終戦を迎えることになった思い出の地だ─。 「昨年は戦後70年の節目ということで、陛下のご希望どおりの“センチメンタル・ジャーニー”となる予定でした。 その後は、美智子さまが疎開されていた群馬県館林市への旅行も検討されているようで、どちらもプライベート色の強いものとなりそうです。 多くの被害や犠牲が出た熊本県訪問を後回しにして、そのような旅行をするわけにはいかない、という強いご意向があったようなのです」(同・関係者) 今回のご訪問で、熊本への「思い」が深く胸に刻まれたに違いない陛下と美智子さま。 これからも、公私を問わず折にふれて、熊本の被災者を気にかけ、心を寄せ続けられることになるだろう。

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