坂上忍と安藤優子キャスターが8月の頭にバラエティ番組『SMAP×SMAP』の収録に出演したことを明かした。同番組の出演経験がある坂上は、以前はスタジオに観覧客が入っていたが今回は「お客さんなし」で「1月の騒動後だったこともあり違和感を覚えた」という。安藤キャスターも「全体におとなしめで緊張感が漂っていた」と収録時に漂っていた現場の違和感を振返った。
SMAPの解散発表から一夜明けた8月15日、お昼のバラエティ『バイキング』(フジテレビ系)では冒頭からその話題に触れた。
ゲストの武井壮は自身が芸能界で売れるきっかけを作ってくれたのが中居正広であり『SMAP×SMAP』や『笑っていいとも!』ではSMAPメンバーからも世話になったことからショックの色を隠せない。ジャニーズ事務所に所属して活動を続けるとはいえ、個々のメンバーがこの先どうなるのか不安だという彼は「今までどおり皆さんと一緒に仕事ができるよう、スムーズに行けたらいいな」と胸のうちを明かした。
それに対して坂上忍は「(スムーズに)行くでしょ!」と語気を強めた。「誰と誰の確執が原因だ」「コメントに温度差がある」など様々に報じられているが、SMAPとして25年間走り続け、アイドルの在り方そのものを根本から変え、文字通り日本の芸能界を背負ってきた彼らが“ちょっと背負っているものを楽にしてもらえないですか?”というだけなのに「何を責める必要があるの?」と坂上忍は主張する。その言葉に武井壮も感じ入ったようだ。
実は8月に入ってから『SMAP×SMAP』の収録に臨んだという坂上忍。エンディングでつながった『直撃LIVE グッディ!』の安藤優子キャスターと一緒に当時のスタジオの雰囲気を振り返った。「今思えば」と前置きをしつつ、やはり若干の「違和感」「緊張感」はあったそうだ。「SMAPの解散は8月10日に決まったと聞く」という安藤キャスターは、自身が感じたスタジオの空気を「その裏側には解散に至る話し合いの最中だったのだな」と今さらながらに納得したようであった。
一方でSMAPメンバーについて坂上は「中居くんが中心にトークを回して、あい変わらず上手だし」「木村くんは共演者に必ず彼の方から声をかけて、雰囲気づくりをしてくれる」「やっぱり上手いな」と感心しており、安藤キャスターも、そうした状況下でも自分たちの役割をきちんと果たす姿に「やっぱり、超一流のアイドル」だと改めてSMAPのプロ意識を痛感したようだ。
SMAPは今年の12月31日をもって解散するとしているが、それまでも活動は続くのでテレビには今まで通り出演することになる。坂上忍がいう「ちょっと背負っているものを楽にしてもらえないですか?」というスタンスで捉えて見守るのがメンバーのためであり、SMAPのためなのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)