これだけはダメ!「読み聞かせ」で気をつけるべき唯一のこと

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2017年01月23日 20:52  &Mama

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「絵本の読み聞かせは子どもの言葉を増やし心を育てる」


こんなフレーズを聞くと、ちゃんとした姿勢て聞いてほしい、最後まで座っていて欲しい、図鑑やマンガ系に興味を示さないでほしいなんて思いますよね。


でも、それは理想を追い過ぎです。家庭での読み聞かせなんてどんなスタイルだっていいんですよ。


そこで今日は『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』の著者の立石美津子がお話します。



読み聞かせ中にしてはいけないこと
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保育園は集団生活の場、先生が絵本や紙芝居を読んでいるときおもちゃで遊んだり、立ち歩いたり外へ出て行くことはルールとして許されませんね。


でも、家庭は園とは違います。読み聞かせの最中、おもちゃで遊び始めたからと言って「今、ママが絵本を読んであげているんだから、おとなしく静かに座って聞いていなさい!」と叱ってはなりません。


“食事中、席を立たないで食べること”はマナーとして教えていかなくてはなりませんが、絵本の読み聞かせはお勉強ではないのです。


寝っ転がって聞こうが、遊びながら聞こうが、自由ですよ。



「嫌だ、これがいい!」と言われたら

園から推薦された名作、“桃太郎”“マッチ売りの少女”を読み聞かせしても「嫌だ、これがいい!」と拒否。


持ってきたのは“アンパンマン図鑑”や“恐竜図鑑”、“プラレールで遊ぼう”などなど、絵本かおもちゃかわからないような本。なんだか、がっかりしてしまいますよね。


でも、子どもがそこまで成長していないのです。レベルの高いものを与えらえても消化不良を起こしてしまいます。図鑑やキャラクター絵本でも文字は書いてあります。



いきなり高いハードルを与えないで、スモールステップで子どもが一番、興味を持っているものから始めましょう。そうすると段々と文章量が多いものにも徐々に関心を持つようになります。


小学生で読書を全くしないでゲーム三昧の子どもに“ゲームの攻略本”を買ってやるとゲームをクリアするために必死で読もうとします。これをきっかけに活字アレルギーから脱却する子も結構多いんですよ。


途中でおもちゃで遊びだしたら

嫌がっていない様子でしたら、そのまま読み聞かせを続けましょう。


積み木や電車を触っていても耳は傾けています。きちんと座って聞いているだけが絵本の読み聞かせスタイルではありません。


その証拠に、子どもが遊び始めてしまったからと言って途中で読むのを止めると、顔を上げて「読んで」と言ってくることも多いです。


そして、少しでも読み間違いをすると「違う」なんて言ってくることもあるんですよ。



ページをペラペラとめくり出したら

これは、ママが読んでいる文章のページに興味がない証拠です。大人は“最初から最後まで読まないとストーリーがわからなくなるだろう”と思ってしまい、次々めくる態度を叱りたくなります。


けれども、1〜3歳児は話のあらすじよりも決まったページのお気に入りの言いまわしや絵だけに興味を持っている場合も多いのです。


話が途切れても子どもが見たいページを読んであげましょうね。4〜5歳になると話の展開に興味を持つようになるので違うページをめくることもなくなります。



絵本は子どもにとってはお楽しみの時間です。親の思い込みや一定の価値基準のスタイルを押し付けないようにしましょうね。



【画像】


※ Monkey Business Images, Oksana Kuzmina, / shutterstock


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【著者略歴】


※ 立石美津子・・・著者・講演家・元幼児教室経営者。自閉症児の子育て中。著書に『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』『立石流 子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方』


【参考】


※ 『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』(楽天)


※ 『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』(Amazon)



※ 〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』(楽天)


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このニュースに関するつぶやき

  • 絵本を読んでもらった記憶はないが、浜田寅彦編集の『ママお話し読んで』とかいう1ページ二段組の分厚い童話の本を夜に寝床で読んでもらうのが好きだった幼稚園児。続編と二冊、やがて自分で読むように。
    • イイネ!8
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