8月21日から9月1日の映画祭期間中に現地入りする予定の三島監督は「この作品が海を渡って、モントリオールで世界のみなさんに見ていただけることは、監督として最上の幸せであり、同時にどこまで何が伝わるのか怖くもあります。英語タイトルはa drop of the grapevineにしてあります。“そのぶどうの木からこぼれる一雫(ひとしずく)”に込めたいろんな意味が、俳優たちの演じた繊細な心の機微によって、伝わればと願っています。北海道の大地に生きる、不器用な男と女の挫折と再生、そして家族への想いを描いた“大人の寓話”がどう受け取られるのか、とても楽しみです」と期待をのぞかせている。