ナンシー関の生涯を振り返る展覧会、東京でも開催へ

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2014年09月18日 14:41  Fashionsnap.com

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展覧会「顔面遊園地 ナンシー関 消しゴムの鬼」メインビジュアル Image by: (C) Nancy Seki
消しゴム版画家でコラムニストとしても活躍したナンシー関の展覧会「顔面遊園地 ナンシー関 消しゴムの鬼」の東京展が開催される。会場は渋谷のパルコミュージアムで、今春に開かれた大阪展では展示されなかった生ハンコ約800点などを公開する。会期は11月14日から25日まで。

ナンシー関の展覧会が東京でもの画像を拡大

 ナンシー関は1962年に誕生し、1984年に消しゴム版画家としてデビュー。当時「ホットドッグ・プレス」編集者だったいとうせいこうに「ナンシー」と名付けられ、読者投稿ページで連載された「ナンシー関の漢字一發!」や、テレビウォッチャーとして人気を集めた批評コラムなど執筆の分野でも活躍した。彫った消しゴム版画の数は、5,000点強にものぼるという。2002年6月12日に享年39歳という若さで逝去した。
 急逝から12年の時を経て実施される今回の企画展は、4月25日から5月25日まで大阪梅田・ロフトフォーラムでも開催。ナンシー関さんと親交のあったアーティストや文化人などから東京での開催を望む声が多くあったことから、今回の東京展が計画された。
 会場では、生ハンコの作品に加えて放送作家の町山広美によるコラム傑作選の紹介、今回の展覧会のために映像化された「通天閣はもう唄わない」を公開するほか、当時の仕事道具や録り貯めていたビデオ、カセットテープなどの資料も展示する。宮藤官九郎は、「『ネイチャーメイドのCMで無意味にイジワルさと感じ悪さを醸し出している若い男、誰かと思ったら、あれが宮藤官九郎か』というコラムをナンシーさんがどこかに書いて下さって、しかもハンコまで彫って押してくれました。あまり似てなかったけど、そのハンコもあるといいなあ。みなさん探してみてください」とコメントを寄せている。企画展のオリジナルグッズに加えて、雑貨ブランド「倉敷意匠」やてぬぐいの老舗「かまわぬ」とのコラボレーションアイテムを販売する。
 パルコミュージアムでは、同企画展の後に清川あさみの新作個展「tokyoモンスター」を11月29日から開催する。
■顔面遊園地 ナンシー関 消しゴムの鬼会期:2014年11月14日(金)〜25日(火)時間:10:00~21:00(最終日は18:00閉場)/会期中無休会場:パルコミュージアム(渋谷パルコ・パート 1・3F)〒150-8377 東京都渋谷区宇田川町 15-1お問い合わせ:03-3477-5873URL:http://www.parco-art.com/入場料:一般 500 円/学生 400 円/小学生以下無料 *おまけ付き

このニュースに関するつぶやき

  • ナンシー関好きだったなー。ナンシーが生きてたら何て書いてるだろうと思う人の多い事多い事。自分でも何だかわからない痒い場所をピンポイントで教えてくれるような文章でねぇ。ナンシー関が監視しなくなったからぬるま湯になったよね、TV
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