SPYAIR、野外ライブ『JUST LIKE THIS 2015』でアリーナツアー開催を発表

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2015年08月10日 15:11  リアルサウンド

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SPYAIR

 SPYAIRが、8月8日に富士急ハイランド・コニファーフォレストにて開催した、単独野外ライブ『JUST LIKE THIS 2015』にて、12月に2大アリーナツアーを開催する事を発表した。


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 同ライブは、バンド存続の危機を乗り越え、結成10周年・デビュー5周年を迎えたSPYAIRが、ストリートライブからスタートした自分たちの原点を振り返り、“今年こそ、野外のでっかい会場でライブをやりたい!”という想いから開催されたもの。“JUST LIKE THIS”とは、単独野外ライブだけに冠されるタイトルであり、2011年に日比谷野外大音楽堂で開催された『Just Like This 2011』以来4年ぶり、バンド単独野外ライブ史上初の1万人を集めてのライブとなった。


 ステージ後方に設置されたLEDモニターにオープニング映像が映し出された瞬間、1万人の観客から大歓声が上がる。KENTA(Dr)、MOMIKEN(Bass)、UZ(Guitar&Programmimg)の名前が順番に映し出され、3人それぞれがステージ中央・左・右から特効の噴射煙とともにポップアップで派手に登場。客席中央に設置されたサブステージから、白い衣装に身を包んだIKE(Vocal)が登場すると、割れんばかりの大声援が響き渡る。ライブ幕開けを刻むカウントダウンが「0」になると、爆発音を合図に「サムライハート(Some Like It Hot!!)」がオープニングを飾った。


 「ようこそ、SPYAIRのライブへ!!」と、IKEの声が響き渡ると、「現状ディストラクション」「Rock’n Roll」とハードなロックンロールナンバーを畳みかけ、会場を大いに盛り上げる。さらに「OVER」、「Last Moment」、「LINK IT ALL」といったナンバーを立て続けに披露した。


 IKEが「富士急、楽しめてますか? 今日見てるこの景色、今までやったどのライブよりも綺麗です」と会場を盛り上げる。UZがギターをアコースティックギターに持ち替え、「名古屋でストリートライブをやってた時に一番よくやってた曲です」というMCから披露されたのは、インディーズ時代の代表曲「To」。ミドルテンポのメロディーが場内をやさしく包み込んでいく。


 アコースティックコーナーでは、メンバーがメインステージからサブステージへ続く客席の中を歩きながら、場内をあたため、セッティングされたアコースティックセットに腰を下ろす。「最近、俺ら上り調子だと思うんだよね?(笑)。みんなも俺らが上ってく姿見たいだろ?」というIKEの軽やかな問いかけにオーディエンスが歓声で応えると、ステージが高くせり上がる“上り調子”な演出が行われた。「今日は、ずっと楽しみにしてきた日だから、みんなで一緒に楽しんで! 一緒に歌ってください!」というIKEのMCに続いて演奏された「My Friend」では、自然と手拍子が起こる。「BEAUTIFUL DAYS」は、IKEとUZの2人のみでの披露となった。「(この場所で)まさかストリートでやってた時と同じ2人でやるなんて思ってなかった」というIKEに続き、「名古屋駅でやってた頃は、誰も立ち止まってくれなくて、ホントに心が折れた事もあった。でも、続けてきたから、1万人の前でこうしてライブが出来ました。みんなも夢をあきらめないで」と当時を振り返りながらUZは語った。


 MOMIKEN&KENTAによるセッションコーナーをはさみ、客席上手から、インパラに乗ったIKE&UZがサングラスをかけて再び登場。車に乗り換え、「JUST ONE LIFE」のイントロをギターで鳴らすと、会場の盛り上がりは最高潮となった。2人はそのまま場内を一巡し、メインステージへと戻った。


 徐々に暮れてきた空の下、「0 GAME」「Supersonic」「ROCKIN’ OUT」「I want a place」とアップナンバーを重ねていく。「OVERLOAD」では銀煙弾&音玉、「ファイアスターター」では火の特効など、派手な演出で観客を惹きつけながら、ステージ上を縦横無尽に駆け回るメンバー。「ジャパニケーション」のラストで、場内ビジョンにUZのピックに書かれた「次の曲は、イマジネーション」という文字が映し出されるのを合図に「イマジネーション」に流れ込んだ。


 「富士急、どうもありがとう。みんなの顔見て、声もらって、一緒に演奏してるみたいな空間、改めて大好きだなと思いました。また毎年夏にみんなで集まろうぜ!」というIKEのMCから、本編最後に演奏されたのは「JUST LIKE THIS 2015」。2010年6月、インディーズ最後にして100本目のストリートライブ「野外ライブFINAL」を栄公園で開催した際、それまでの5年間を振り返り、ずっと支えてくれたファンや家族、そして自分たちの原点であるストリートライブへの思いを込めて作られた楽曲だ。SPYAIRがさらに大きなステージへ臨む決意表明のように、壮大に響き渡っていた。


 会場からのアンコールに応えてメンバーは再びステージに現れると、IKEより「SPYAIRから報告があります。初のアリーナツアー開催します!」と、12月に2大アリーナツアーを開催する事を発表。大歓声に沸く中、「みんなと一緒なら、もっとすげえ景色見れると思うんだよね。もっとすげえ音楽作れると思んだよね。みんなで思い切り歌ってくれ!」と、「GLORY」、「SINGING」を披露。大合唱が巻き起こり演奏が終了すると、ライブの成功を祝福するかのように花火が打ち上げられ、『JUST LIKE THIS 2015』の幕は閉じられた。


 この日発表となった2大アリーナツアーは、12月13日愛知・日本ガイシホール、12月22日さいたまスーパーアリーナで開催される。チケットはSPYAIRオフィシャルモバイルサイトAIR-GATEで先行受付中である。(リアルサウンド編集部)


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