意外に知らない目薬をさす時の注意点とは?

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2015年12月01日 12:10  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

冬の乾いた空気はドライアイの大敵

画像はリリースより

 多くの現代人が悩まされているドライアイ。これから冬を迎え空気が乾燥してくると、目の表面を覆っている涙が蒸発しやすくなり、乾き目や疲れ目、かすみ、不快感といった目の症状に悩む人も増えてきます。冬は、乾燥から目を守るための対策が必要な季節なのです。

 トレンド総研が20代から40代の会社員男女500人に行った調査でも、57%が冬は目が乾きやすいと回答しています。また、普段からドライアイを自覚している人を対象にした調査では、冬はドライアイの症状が悪化しやすいという人が66%にも達しています。

 それでは、目の乾きを感じた時にどのような対策をしているのでしょうか。最も多かったのは「目薬をさす」で64%。2位の「目の体操をする」(27%)、3位の「目のマッサージをする」(24%)を大きく上回りました。そのほか、蒸しタオルや温めたアイマスクなど自分なりの方法で目をいたわっている人もいました。

目薬のさし過ぎは逆効果

 6割を超える人が使っている目薬ですが、使い方には少し注意が必要なようです。調査によれば、1日の点眼回数は平均3.3回でしたが、10回以上点眼している人も目立ちました。特にコンタクトレンズの使用者に多く、約1割が10回以上の点眼をしていました。

 ところが、眼科医の味木幸先生は、目薬のさし過ぎに警鐘を鳴らしています。目の表面を覆う涙液には、目を守る栄養成分が含まれていますが、目薬をさし過ぎると有効成分が薄められてしまいます。涙液に近い成分の「人工涙液」の目薬を選び、点眼回数を守るよう呼びかけています。

 目薬の貸し借りも厳禁です。目の表面にある雑菌を吸い込んで、思わぬトラブルの原因になることも。使用期限の切れた古い目薬にも注意が必要。必ず期限を確認しましょう。そして万が一症状が深刻化した場合は点眼をやめて、眼科医に相談するようこころがけましょう。(林 渉和子)

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