たくみお姉さん、8年間たくさんの思い出をありがとう! ――名シーンを振り返る

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2016年02月12日 17:52  MAMApicks

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2016年2月12日、NHK Eテレ『おかあさんといっしょ』の出演者交代会見が行われ、20代目うたのおねえさんである三谷たくみさんが、3月31日の放送をもって、同番組を“卒業”することが発表された。

21代目となる、新・うたのおねえさんは小野あつこさん。
東京都内の音楽大学で声楽を学ぶ大学院生(2016年3月卒業見込み)だ。

3月31日(木)の放送では、たくみお姉さんと新・うたのおねえさんの小野さんが交代の挨拶をする予定となっており、4月4日(月)放送分からは新キャストでの放送となる。

先日、同番組内で放送される人形劇の交代をお伝えしたが、同時に“うたのおねえさん”も交代するという、“おかいつファン”のみなさまには大きな打撃の春となった。
「ポコポッテイト」が終了! 2016年4月からの『おかあさんといっしょ』人形劇は「ガラピコぷ〜」に

■改めて、たくみお姉さんのプロフィールをご紹介
“うたのおにいさん・おねえさん”のコンビとしては歴代最長記録、そして“うたのおねえさん”としては歴代最長タイ記録を樹立した、たくみお姉さん。改めてプロフィールをご紹介しよう。

・三谷たくみ(『おかあさんといっしょ』20代目うたのおねえさん)
→1986年5月8日生まれ、神奈川県出身の29歳。

「だれにだってお誕生日」の歌では、「5月生まれ〜♪」のタイミングで手をあげているので、ご存じの方も多いだろう。だいすけお兄さんも同じく5月生まれである。

うたのおねえさん就任当時は洗足学園音楽大学に在学中の女子大生であった。
(同じ大学の後輩に“パント!のおねえさん”上原りさが、同じ学部の卒業生には米良美一がいる)

きれいなファルセット、アニメのような発声、曲によっては低音でのハモりも見せ、多彩な声のバリエーションで楽しませてくれる。

以前、タレントの生田斗真さんがバラエティ番組のなかで、「会ってみたいタレント」として名前を挙げたことで、子どものいない層への知名度も上がったのではないだろうか。

■たくみお姉さん名シーン集
一部では“だい・たく”として親しまれていた横山だいすけさん、三谷たくみさんのコンビ。

歌やコーナーでのキャラが強すぎたり、近年のファミリーコンサートはミュージカルとして完成度の高い仕上がりになっていたことから、「後任の人のハードルをあげまくっているのでは……!」と心配していた方もいらっしゃったことだろう。

記者会見で番組プロデューサーから、「たくみお姉さんの“代わり”を探すのはやめることにした」という趣旨の発言があったようだが、これからは新しいコンビネーションで、番組やコンサートを盛り上げてくれることだろう。

ではここで、改めてたくみお姉さんが成し遂げた“偉業”を振り返ることにしよう。

●なぜこうなった!?着ぐるみシリーズ 〜「あ・い・う・え・おにぎり」「なすビーナス」「ごめんねピーマン」
テキストではわかりづらいので絵にしてみた。
ワハハ本舗もびっくりの着ぐるみである。

いや、さかのぼれば歴代のお兄さんお姉さんもいろいろやってきた、かもしれない。しかし、はじめて見たとき、飲んでいたお茶をふきだすほどの衝撃だったことはまだ覚えている。

●幼児番組でまさかのヘヴィメタル!「こんや こんにゃく」
おでんの時期になると毎年かかるので、最近目にした方もいらっしゃるだろう。

世界的な人気バンド・KISSをモチーフにしたと思われる、こんにゃくたちのバックバンドを従え、パンクバンドのようなメイクとファッションに身を包んだ、だいすけお兄さんとたくみお姉さん。

いろいろが本気すぎたミュージックビデオは、初出しの当時、話題になっていたのを覚えている。

●これは朝からどきどきしちゃう!「ふわふわバスタオル」
古い楽曲ではあるものの、“だい・たくコンビ”によるミュージックビデオが妙に世のお父さん・お母さんの心をくすぐる仕上がりになっていたので、記憶に残っている方も多いだろう。

風呂あがりなのか、まだ髪が濡れているふたり。
パジャマ姿でバスタオルに包まっていちゃつくふたり。
新婚夫婦なのか? 同棲カップルなのか?
ふたりの関係はどうなっているのか……!

朝からもやもやと、いろんなことを想像してしまう、いいビデオだった。
金曜日の「やぎさんゆうびん」あてにリクエストをしてみようと思う。

●ナーニくん相手のノリツッコミ
月曜日のコーナー「なんだっけ?!」での顔芸。
ここに真髄を見ていた筆者なのである。

ボケ倒すパペットのナーニくん相手に、壮絶なノリツッコミを繰り返すお兄さん・お姉さん。
「ガーン!」という効果音とともに繰り出す顔芸は、いろいろなものを捨て去らないとなし得ないものだろう。

変顔をありがとう、たくみお姉さん。
そして「ナーニくんの去就問題」というあらたな不安要素が浮かび上がってきたわけだが……。

■両手を広げて世界が待っている
さて、しばらくは“たくみお姉さんロス”に悩まされそうな我々大人であるが、子どもというのは意外なほど順応性が高く、あっという間に新しい布陣に馴染むのだということも、なんとなく知っている、親歴6年目の筆者である。

大丈夫、卒業しても「ワンパコ」(BSプレミアム『ワンワンパッコロ!キャラともワールド』)があるではないか。ワンワンとほのぼのさんが、「こっちへおいでよ!」と手招きしている姿が目に浮かぶ。

「みんなDEどーもくん」のコーナーだってある。
先代の、しょうこお姉さんも出演済みのコーナーだ。

これでさよなら……ということではないはずだ。“きっとまた会える”。


人形劇のキャラクターも交代ということで、「モノランモノラン」〜「ポコポッテイト」時代と続いたエンディングテーマも変わるかもしれない。

そのエンディングテーマ「あしたてんきにな〜れ!」では、「世界は広い」「夢に向かって」と、希望の旅立ちにふさわしいフレーズが並ぶ。

私たちはたくみお姉さんの再出発を祝って、最終出演日まで見届けよう。

「おかあさんといっしょ」21代目うたのお姉さん 小野あつこさんを紹介します!|NHKエデュケーショナル
http://www.sukusuku.com/contents/34658

ワシノ ミカ
1976年東京生まれ、都立北園高校出身。19歳の時にインディーズブランドを立ち上げ、以降フリーのデザイナーに。並行してWEBデザイナーとしてテレビ局等に勤務、2010年に長男を出産後は電子書籍サイトのデザイン業務を経て現在はWEBディレクター職。
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