『ジャングル・ブック』ジャパンプレミア、洋画史上初めて歌舞伎座で開催へ J・ファヴローも来日

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2016年07月08日 04:01  リアルサウンド

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『ジャングル・ブック』(c)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 『アイアンマン』シリーズのジョン・ファヴロー監督最新作『ジャングル・ブック』のジャパンプレミアが、洋画史上初めて歌舞伎座でジャパンプレミアが開催されることが決定した。


参考:スカーレット・ヨハンソンがヘビ役に挑戦 『ジャングル・ブック』特別映像で役作りを語る


 本作は、ジャングルに取り残された赤ん坊のモーグリと、彼を取り巻く動物たちとの絆や葛藤を描いたドラマ。主人公の少年モーグリ以外の動物や背景をすべてCGで表現し、4月15日の全米公開後、全世界で9億ドルを超える大ヒットを記録している。


 7月27日に行われる本作のジャパンプレミア。120年を超える歌舞伎座の歴史の中で、洋画のプレミア上映が行われるのは今回が初めて。当日は、メガホンを取ったファヴロー監督と主人公モーグリ役のニール・セディ、プロデューサーのブリガム・テイラーが来日し、ジャパンプレミアに出席するほか、黒ヒョウのバギーラ役の松本幸四郎、クマのバルー役の西田敏行、母親オオカミのラクシャ役の宮沢りえ、トラのシア・カーン役の伊勢谷友介、4名の日本語吹替版キャストも参加する。


 当日は、歌舞伎座の外観にジャングル風の装飾が施され、ジャパンプレミア開催中の夜間には、グリーンにライトアップされることも予定されている。今回の発表に際して、バギーラ役の声優・松本幸四郎、松竹株式会社代表取締役社長の迫本淳一、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社代表取締役社長のポール・キャンドランドからはコメントが寄せられている。


■松本幸四郎 コメント


自然は雄大で美しく、そして過酷です。その中で育まれる人間も動物も超えた究極の愛は、迫力に充ちたディズニーの映像によって、見る者の心を鷲づかみにしてしまいます。真に素晴らしい作品は、洋の東西も時代も超えて、魂を揺さぶるのです。
原作者キップリングが描こうとした愛の物語を、日本の歌舞伎座という伝統芸能の殿堂で上演できることをたいへん光栄に思います。そして、歌舞伎役者幸四郎が、声優とナレーターという素晴らしい経験をさせていただきましたことを誇りに思います。
ディズニーと歌舞伎という世にも希なコラボレーレーションが、幾久しく、文化芸術の世界に寄与することができますよう、心から祈ってやみません。


■松竹株式会社 代表取締役社長 迫本淳一 コメント


弊社は創業以来百十余年にわたり“歌舞伎の殿堂”として親しまれております歌舞伎座を通して、日本が世界に誇る伝統芸術の継承と発展に努めてまいりました。
グローバル化がますます進み、マーケットが拡大している今、今回ディズニー様と歌舞伎座の歴史の中で初めて、洋画作品のお披露目として『ジャングル・ブック』ジャパンプレミアを開催できる事は、常に新しいことに挑戦し、日本文化の伝統を継承・世界へ発展することをミッションとしている弊社にとりましても、大変名誉に感じております。


■ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 代表取締役社長 ポール・キャンドランド コメント


『ジャングル・ブック』が120年を超える歌舞伎座の歴史の中で、洋画作品として初のプレミア・イベントを実施させて頂ける事を大変名誉に感じています。本作は“生きる力”をテーマとした奇跡のエンターテインメント巨編になります。 同様に“生命の躍動”をコンセプトとする歌舞伎座でプレミアを実施できる事に、この上ない喜びを感じております。この『ジャングル・ブック』を通して、現代を生きる我々にとって「動物と人間が共存する事の意味」、そして「自分らしく生きることの大切さ」を皆様に考えて頂けるきっかけになれば幸いです。


(リアルサウンド編集部)


このニュースに関するつぶやき

  • なんかさ…力の入れ方が違うっていうかさ。 同時上映にしてくれた方がよっぽど嬉しいのになぁって。最近の日本の映画市場は弱いんだろうなぁ
    • イイネ!0
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