プロモーターも絶賛する鈴鹿8耐。日本チームのEWCフル参戦を強く望む

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2016年08月10日 16:11  AUTOSPORT web

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2016鈴鹿8時間耐久ロードレース スタートシーン
世界耐久選手権シリーズ(EWC)のプロモーターでもある、ユーロスポーツイベントのフランソワ・リベイロ代表が7月30日に鈴鹿8時間耐久ロードレースでメディアカンファレンスを行い、来季から最終戦となる鈴鹿8耐に対する思いを語った。

 去年、初めて鈴鹿を訪れたリベイロ代表。鈴鹿8耐が開幕戦のル・マン24時間、ボルドール24時間に匹敵するほど重要なレースだと感じたという。

「私は去年まで鈴鹿8耐のことを知らなかった。レースを体験し、すぐにファンになったよ。なぜ鈴鹿8耐を観てしまう人がこんなにも多いのか。なぜ鈴鹿8耐を好きになるか。私は理解しているつもりだ。だから世界中のすべての人に鈴鹿8耐を観てもらいたいと考えている」

 リベイロ代表は、「もっとも盛り上がっていた90年代の鈴鹿8耐をもう一度もってくる」を目標に鈴鹿8耐をEWCの最終戦にすることを決心。また、日本のチームにもシリーズへフル参戦してほしいと強く望んだ。

「1年間のシリーズを通してヨーロッパのチームと日本のチームがともに戦うチャンピオンシップを作っていきたい。このような話を日本のチームに話し、TSRやトリックスターが9月の開幕戦から参戦することを決めた。来年の鈴鹿8耐で戦うチームはチャンピオンを賭けて戦う。日本のマニュファクチャラーとライダーが、自分たちのホームでチャンピオンを獲得できたらどれだけ素晴らしいかと思う。私はそれを期待している」

「チームの他にも各日本のマニュファクチャラーにも説明し、大変興味を示してくれた。そして我々も全戦参戦してくれる日本のチームをできるかぎりサポートしたい。そのためにもぜひフル参戦してもらいたいと考えている」

 そして、鈴鹿8耐をきっかけにアジアから参戦するチームを増やしていく考えもあるようだ。

「鈴鹿8耐はアジアのレースでありながら、アジアから参戦するチームが少ない。だから、アジアからのエントリーも増やしたいと考えている。そのために近い将来、冬の1月か2月にアジアのどこかで耐久レースを増やすかもしれない」

 これからの鈴鹿8耐についてリベイロ代表は、「2017年は私たちとモビリティランドとの新しい旅の始まりだ。いろいろなことがすぐにできあがるわけではないが、私がプロモーターを務める10年間をかけて少しずつステップを踏んで進めていきたい」とコメント。

 来年は40回目の開催を迎える鈴鹿8耐。最終戦となる鈴鹿で日本チームのチャンピオン獲得はあるのか。来年の開催が今から楽しみだ。

このニュースに関するつぶやき

  • 90年代から日本に不利なレギレーション変更を繰り返した結果で今更何を言ってもなかなか難しいでしょうね(笑)
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