セリーヌ・ディオンが語る“夫の死” 「苦しむ姿を見る方が辛かった」

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2016年09月16日 14:42  Techinsight Japan

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セリーヌ・ディオン「夫はいま苦痛のない場所にいる」(出典:https://www.facebook.com/celinedion)
長い間がんとの闘いを続けたものの、今年1月に死去したレネ・アンジェリル氏(享年73)。弱り果て食事もできぬ彼の体にチューブから日々栄養を送る生活を続けていた妻セリーヌ・ディオン(48)は夫との別れを嘆き悲しんだが、彼女にとって何よりも辛かったのは、「夫との永遠の別れではなかった」という。

死が近いと悟り、時には「君の腕の中で死にたい」と妻セリーヌ・ディオンに懇願することもあったというレネ・アンジェリル氏。しかしレネ氏が息を引き取った際にセリーヌは側におらず、取り乱した看護師に死を知らされ、慌てて遺体に寄り添ったという。何度も亡骸にキスをし「もう心配しないで」「大丈夫」と語りかけたセリーヌは、遺体が運び出される際には車を泣きながら追うほど心が乱れてしまったとのこと。しかし夫との別れよりももっと辛かったのは、夫の苦しみを目の当たりにすることだったという。このほどTV番組『The Ellen DeGeneres Show』に出演したセリーヌは、このように心境を語った。



「私ならもう大丈夫。だって、もう夫は苦しんではいないんですもの。」
「一番辛いのは、愛する人を亡くすことではないわ。愛する人が苦しむ姿を目の当たりにすること、それが何よりも辛いことなの。今、私の夫は苦痛のない場にいるわ。そう感じるだけで、ずっと気持ちが楽になるの。」

またレネ氏ともうけた3人の子供達に、セリーヌは“父のいない暮らし”が始まることを、十分に覚悟させていたもようだ。

「そう、母として最も誇りに感じているのは、子供達に教えたことよ。パパのいない中、どうやって(パパの存在を感じながら)生きて行けばいいのか、それを息子達に教えたの。」

母の教えを胸に、長男は父の葬儀で美しいスピーチを披露。「父さんは楽しい思い出を十分残してくれた」「弟達の成長を父さんは見守れないけれど、僕が父さんの教えを伝えていく」「ここで約束するよ。僕達は、父さんの期待に応えてみせる」としっかりとした口調で述べ、それを優しいまなざしで見守るセリーヌの姿が話題になった。レネ氏の死から8か月。夫の姿や声を確認することは叶わないものの、セリーヌは日々夫の存在を感じ、「ステージにいる時もしっかりと彼の存在を感じている」と明かしている。

出典:https://www.facebook.com/celinedion
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)

このニュースに関するつぶやき

  • 他の方も呟いてるけどこれ凄く分かる。うちは父だったが、個室に移動させられからは大きいお腹かかえて病院に簡易ベッドで泊まり込んでた。強がりだけど同じぐらい寂しがりやの父をひとりで逝かせたくなかったから。
    • イイネ!1
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