グラス1杯の赤ワインで不妊を防ぐ

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2016年10月29日 17:01  妊活・卵活ニュース

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多嚢胞性卵巣症候群の治療に効果的な赤ワイン 葡萄の皮や赤ワインに含まれる天然化合物「レスベラトロール(スチルベノイドポリフェノールの一種)」には、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の治療に効果的であると判明した。

多嚢胞性卵巣症候群では、男性ホルモン「テストステロン」「アンドロゲン」の数値が平均値より高くなる。これにより、不規則な月経周期や無月経、体重増加、不妊が引き起こされる。

レスベラトロールの作用 米国内分泌学会雑誌「the Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism(JCEM)」 にて掲載された最新の研究論文によると、「レスベラトロール」にはホルモンバランスを整える作用があり、エストロゲンの数値を正常に戻すという。

「レスベラトロール」はポリフェノールとして知られる植物性化合物に属し、抗炎症性の作用がある。抗炎症性物質はナッツ類や葡萄にも含まれ、乱れた女性ホルモンバランスの改善に効果的である。

乱れたホルモンバランスの改善 多嚢胞性卵巣症候群の女性を対象とした研究(ポーランド)によると、レスベラトロールサプリメントにより、ホルモンバランスの乱れが改善されたという。

「レスベラトロール」がもつホルモンバランスの改善効果を検証する為、多嚢胞性卵巣症候群の女性30人に対してレスベラトロールサプリメントの摂取を求め、血液サンプルを採取した。

レスベラトロールサプリメントを摂取した女性は、テストロゲン量が23.1%、デヒドロエピアンドロステロン量が22.2%減少した。一方、プラセボ群では、テストロゲン量が2.9%、デヒドロエピアンドロステロン量が10.5%増加した。

デヒドロエピアンドロステロンは、副腎や性腺で産生される男性ホルモンの一種である。

JCEM

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