パワハラ上等!? 和田アキ子は常におっかなくあるべき論

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2017年02月08日 01:01  citrus

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歌手の和田アキ子(66)が、自身の冠番組『アッコにおまかせ!』(TBS系)で1月22日の生放送中、淫行疑惑が報じられた狩野英孝に直接電話をかけるようお笑い芸人の出川哲朗(52)に指示したことが「パワハラだ」とネット上で騒ぎになっている。

 

大雑把に捉えてみれば、

 

「観ていて不快」…などの理由で和田の一連の言動を「パワハラ」と見なすネット住民側vsさまざまな思惑からあくまで和田を擁護する芸能界側

 

といった対立構造がちまたでは成立しつつある感じで、2月5日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)において、松本人志(53)は「パワハラでしょ」と断言したうえで、

 

「ただ…パワハラ、ダメなんですか? 僕はアッコさんのパワハラ好きだし、嫌な気しないし…。バラエティ番組のパワハラは、ある種の必要悪。そのパワーやめてくれってのは…なんやったら、コレ(ゴリラのように両手で胸をたたくポーズ)しよるわけですから」

 

と、あくまで和田の「パワーハラスメント・キャラ」はメディア上での演出だという旨の持論をコメントした。

 

私は、和田アキ子のことを別に好きでも嫌いでもなく、和田が『アッコにおまかせ!』で言いたい放題、太鼓持ちタレントをまわりに従えて王様のごとく振る舞う姿に不快さを抱くことは、とくにない。ゆえに、スタンスとしては『ワイドナショー』での松本発言にほぼ同意……ではあるのだが、「パワハラ」の批判を受けて、2月2日放送の『バイキング』(フジテレビ系)に出演した際の、和田自身の反論には、ちょっとした違和感を覚えてやまなかったりする。

 

J-CASTニュースが報じていた“その日の様子”の一部を抜粋してみよう。

 

「(『アッコにおまかせ!』の)本番始まる前、出川に『お前同じ事務所ちゃうの?』って言ったら同じ事務所って言うから、『ほんなら、ひょっとしたら(狩野に)電話するかもわからへんで〜』って言って(おいた)。彼らは先にスタンバイしてて、出川がずっと顔が青かったから、どうしたん言うて。ほんで電話しようか迷ってんけど、電話して」

 

和田は番組の最後では「(生電話を)急に思いついた」と話していたが、実は本番前に考えていたことであり、出川にもその可能性を伝えていたというわけだ。そういった経緯を説明したうえで、和田は「だから了解は得ているんです。マネージャーも電話は用意していたんですよ」と強調した。

 

この手の内幕、楽屋裏を暴露してどーする? 視聴者にとって、テレビに出演することで生業を立てる芸能人とは、テレビ上で流される人物像がすべてなのだ。たとえば「アッコさん、じつは優しい」「ガッキー、じつはスッピンが地味」「GACKT、じつは借金まみれ」(※←すべて未確認)……みたいな追加情報は一切いらない。我々のなかで、和田アキ子は常におっかなくあるべきで、ガッキーは常に可愛くあるべきで、GACKTは常にセレブであるべきなのである。

 

インターネットやら文春やらの影響で、昨今はそのセオリーも崩れかけているのはたしかだが、せめて芸能界の重鎮である和田アキ子には“テレビの大前提”を貫きとおしてほしかった。一昔前の和田なら、こんな未練がましい言い訳を公のかたちで漏らすことなんて絶対になかったはず。やっぱ、紅白落選あたりを機に心身共がめっきり弱ってきている……ってことなのか?

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