MotoGPのセーフティオフィサーのひとりである元GPライダーのロリス・カピロッシが、カタールGP予選日の状況について説明。セッション中止となった経緯を語った。
カピロッシは、ロードレース世界選手権(WGP、現MotoGP)で1990年から2011年まで活躍したライダーで、2017年からはMotoGPのレースディレクションのメンバーに加入し、セーフティオフィサーを務めている。
カピロッシは、セッション中止となった経緯について次のようにコメント。
「プラクティスを行なおうとしたが、問題は予想以上に大きく、全セッションをキャンセルしなければならなかった」
「(キャンセルの理由は)カタールは年間降水量も少ないため、ロサイル・インターナショナル・サーキットは排水設備がないからだ」
決勝日の天気も雨の予報が出ており、天候次第では決勝レースのキャンセルの可能性も述べた。
「明日も排水作業を引き続き行なうので、日曜日に予選を行なうことはできない。もし、明日もまた激しい雨となった場合は、レースをキャンセルする可能性もある」
「その場合、2009年のように月曜日に決勝を行なうというのもひとつの選択だ。現状、1コーナー、3コーナー、4コーナー、10コーナーのブレーキングポイントにまだ水たまりがあるので、今夜もポンプを使って排水作業を引き続き行なう」