MotoGP:中上貴晶がMoto2開幕戦で3位表彰台獲得。チャンピオンへ向け好発進

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2017年03月27日 02:11  AUTOSPORT web

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中上貴晶/イデミツ・ホンダ・チーム・アジア
MotoGP第1戦カタールGP、Moto2クラスは、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで決勝レースを行い、フランコ・モルビデリ(カレックス)が優勝した。

 Moto2クラスの決勝レースは気温22度、路面温度23度のドライコンディションで行なわれた。

 ポールポジションからスタートしたモルビデリは、スタートからトップに立ち、2周目にトーマス・ルティ(カレックス)に先行を許したものの、すぐにトップを奪還すると、4周目から6周目までファステストラップを連発する。

 これで2番手以下に約1秒5の差をつけて単独トップに立つと、その後もリードを広げた。

 レース中盤の10周目にはその差を約2秒5とすると、トップの座をキープしたまま独走優勝、Moto2クラス初優勝を飾った。

 ルティは単独2番手をキープ。終盤に3番手を争っていた中上貴晶(カレックス)とミゲール・オリベイラ(KTM)に接近されるが、残り3周となった17周目に自己ベストを更新して逃げ切り、2位表彰台を獲得した。

 中上は序盤は4番手につけ、9周目のストレートエンドで前を行くアレックス・マルケス(カレックス)を交わして3番手に浮上。中上に続いてマルケスを交わしたオリベイラのプッシュを受け続けたが、落ち着いて逃げ切り、3位表彰台を獲得した。

 レース後、中上は次のようにコメント。

 「今日のレースは、後ろを振り返らず、前だけを見て、表彰台に立つことを考えて走った。全力で走ったが、モルビデリ、ルティのバイクのほうが少し安定していたように見えた。開幕戦で表彰台に立つことができて本当にうれしい」

 オリベイラはKTMシャシーのMoto2マシンデビュー戦を4位で終えた。マルケスは中上とオリベイラに交わされた後、ペースが上がらず、単独5位でチェッカーとなった。

 6位にルカ・マリーニ(カレックス)が続き、Moto2ルーキーのファビオ・クアルタラーロ(カレックス)が7位入賞。 8位にロレンツォ・バルダッサーリ(カレックス)、9位にチャビ・ビエルヘ(テック3)、10位にアクセル・ポンス(カレックス)の順で続いた。

 日本人ライダーの長島哲太(カレックス)は19位でチェッカーを受けた。

 以下、Moto2クラス決勝結果。

MotoGP第1戦カタールGP Moto2決勝
天候:曇りのち晴れ 路面:ドライ
Pos. No. Rider Team Motorcycle Time/Gap
1 21 F.モルビデリ Estrella Galicia 0,0 Marc VDS カレックス 40'18.480
2 12 T.ルティ CarXpert Interwetten カレックス +2.681
3 30 中上貴晶 IDEMITSU Honda Team Asia カレックス +3.304
4 44 M.オリベイラ Red Bull KTM Ajo KTM +3.584
5 73 A.マルケス Estrella Galicia 0,0 Marc VDS カレックス +11.226
6 10 L.マリーニ Forward Racing Team カレックス +13.747
7 40 F.クアルタラーロ Pons HP40 カレックス +13.988
8 7 L.バルダッサーリ Forward Racing Team カレックス +17.465
9 97 X.ビエルゲ Tech 3 Racing テック3 +17.477
10 49 A.ポンス RW Racing GP カレックス +17.767
11 77 D.エガター Kiefer Racing スーター +17.802
12 42 F.バニャーヤ SKY Racing Team VR46 カレックス +18.090
13 52 D.ケント Kiefer Racing スーター +19.323
14 2 J.ラフィン Garage Plus Interwetten カレックス +22.798
15 19 X.シメオン Tasca Racing Scuderia Moto2 カレックス +24.009
16 23 M.シュロッター Dynavolt Intact GP スーター +24.077
17 24 S.コルシ Speed Up Racing スピード・アップ +28.193
18 68 Y.エルナンデス AGR Team カレックス +31.828
19 45 長島哲太 Teluru SAG Team カレックス +31.839
20 41 B.ビンダー Red Bull KTM Ajo KTM +34.046
21 32 I.ビニャーレス SAG Team カレックス +40.227
22 11 S.コルテセ Dynavolt Intact GP スーター +40.279
23 60 J.シモン Garage Plus Interwetten カレックス +40.446
24 54 M.パシーニ Italtrans Racing Team カレックス +42.501
25 88 R.カルダス Speed Up Racing スピード・アップ +43.000
26 57 E.ポンス Pons HP40 カレックス +47.072
27 5 A.ロカテッリ Italtrans Racing Team カレックス +47.486
28 89 K.パウィ IDEMITSU Honda Team Asia カレックス +51.206
29 62 S.マンジ SKY Racing Team VR46 カレックス +1'02.080
– 9 J.ナバーロ Federal Oil Gresini Moto2 カレックス 12 Lapss(リタイア)
– 55 H.シャハリン Petronas Raceline Malaysia カレックス 12 Lapss(リタイア)
– 8 S.スライテイ QMMF Racing スピード・アップ 15 Lapss(リタイア)
– 87 R.ガードナー Tech 3 Racing テック3 0 Laps(1周できず)

このニュースに関するつぶやき

  • ドゥーハン=サンが王者になる辺りから観てないなぁ。ルカ・カダローラ=サンの不敵な笑みが好きだったわ。
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