ブランパンGT:2016年王者のHTP、チーム再編成でチャンピオンコンビ解散

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2017年03月29日 05:11  AUTOSPORT web

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ポール・リカールで行われた合同テストに参加したHTPモータースポーツのメルセデスAMG GT3
2016年のブランパンGTシリーズでチャンピオンを獲得したHTPモータースポーツが、2017年シーズンの参戦体制を発表した。マキシミリアン・バークとドミニク・バウマンのチャンピオンコンビを解散させている。

 昨シーズン、HTPのメルセデスAMG GT3を駆り、スプリントカップ、エンデュランスカップでタイトルを獲得したバークとバウマン。今季もHTPから両カップへの参戦を継続するが、それぞれ異なるマシンに乗り込むこととなった。

 バークの新パートナーとなるのは元ベントレー・ワークスドライバーのフランク・ペレラ。一方、バウマンは2012年のドイツF3チャンピオン、ジミー・エリクソンを新たに迎え、4月1〜2日に開催されるスプリントシリーズ第1戦ミサノに挑む。

 HTPモータースポーツのチームマネージャー、ローランド・レフフェルドは「私たちはチーム内の組織を再編成している。この変更はチームをより強くするものだ」と語った。

 バークのチームメイトとなるペレラは、昨年のVLN最終戦で行われたトライアウトで成功を収め、今季からHTPでフルシーズンエントリーを果たすこととなった。

 また、ドイツF3からGP3を経て、昨年はGP2を戦ったエリクソンは今シーズン、シングルシーターからGTレースへ転向する。

 エリクソンは「ブランパンGTは、多くのドライバーに新しいチャンスを広げる素晴らしいレースだよ」とコメント。自らのキャリア転向については「GTレースへの挑戦は正しい判断だと信じている」と続けた。

 HTPがスプリントシリーズに投入する3台目のAMG GT3は、レギュラードライバーのジュール・シムコビアクと、元ヨーロピアンF3チャンピオンのファビアン・シラーのコンビが決定。シラーはAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズでLMP2クラスへの参戦経験を持つ。

 4月23にイタリア・モンツァで開幕する耐久シリーズのラインアップについて、HTPは現時点で確定していないというが、GP3ウイナーで元GP2ドライバーのマービン・キルホファーの加入が有力視されている。

 また、元DTMドライバーのマキシミリアン・ゴッツがチームに復帰する可能性も高いとされた。

 レフフェルドは耐久シリーズの布陣について「まだいくつか解決すべきことが残っている」とコメント。

「キルホファーはすでにADAC GTマスターズでチームに所属しており、将来的には世界各国のGTレースに参加することになるだろう。しかし、それが今年になるかどうかは分からないよ」

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