渡辺謙の不倫報道から考える「○○(女子アナ)似」の精度

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2017年04月05日 01:01  citrus

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日本が誇るハリウッド俳優・渡辺謙(57)に“文春砲”が炸裂した。3月30日発売の『週刊文春』が、(2013年に知り合った)大阪の元クラブホステスのAさん(36)と渡辺の不倫関係を密会写真付きで報じたのだ。

 

東スポの後追い記事によると、(渡辺周辺の)関係者はてんやわんや状態であるらしく、妻の女優・南果歩(53)は大きなショックを受けているが、

 

「もともと渡辺さんは一般女性と結婚していて、その後泥沼離婚裁判に突入しました。結局離婚が成立したのは2005年ですが、そのころには南と知り合っていた。そのため南も事実上の略奪婚をしたという負い目があるので、どうすればいいかわからないでいるようだ」(芸能プロ関係者)

 

という理由で、渡辺を責めきることができないのだという。

 

この騒動に関して、報じた側の文春は「妻の南が1年前に乳がんの手術を受け、仕事への復帰も果たして前向きに生きていこうと思った矢先〜」であったことを強調づけており、ダウンタウンの松本人志は、4月2日に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ)で「(ニューヨークで手をつないで歩いていたというのも)僕は謙さんの忖度(そんたく)だと思うんですね」とコメントした。

 

個人的には、渡辺クラスの成功者になれば、それがたとえ役者であろうと政治家であろうと官僚であろうとIT長者であろうと島耕作であろうと、銀座や新地の高級クラブで働くねえちゃんとコレくらいの火遊びはやるだろう……ほどの認識でしかなく、しかも去年散々取り沙汰されまくった連鎖的な不倫スキャンダルの嵐で、正直もはや「お腹いっぱい」って感じなんだけれど、そんなことより今回の報道で改めて私が問題としたいくだりは、渡辺の不倫相手とされる元クラブホステスの特徴を公に伝えるための「田中みな実似36歳美女」という表現である。

 

著名人の結婚相手でも不倫相手でも、相手がいわゆる“一般女性”ゆえ、“生身の実体”を写真で公開できない場合、「〜似」といった言い回しを使うことによって、我々“受け手側”のイメージを少しでも具現化しようと試みるのは、もっともスタンダードで手堅い手法の一つだったりする。

 

だが、私はこういうとき、いつもふとした疑問が頭をよぎる。はたして、この「似」は実際どのくらい似ているんだろう……と。

 
渡辺の相手にかぎっては、東スポの取材に対し、大阪のクラブ関係者が

 

「文春には“田中みな実アナ似”と書かれていますが、本当にむちゃくちゃそっくりですよ! 大人の色香を漂わせているだけではなく、性格もマジメで気遣いができる。ゾッコンになる客が後を絶たないので、関係者の間では有名でした」

 

……と太鼓判を押す。でも、ほんまかいな?

 

過去、私の友人である某著名人が、やはり一般女性と結婚し、一部メディアが「カトパン似の美女」と報じていたのだが、いざ、その結婚相手を“ナマ”で紹介してもらった際、たしかに“美女”ではあったものの、カトパンには「日本女性の顔をざっくり5タイプほどに分類すれば、かろうじて似てなくもない…かも?」程度の「似」でしかなかった……と記憶する。ぶっちゃけ言わせてもらえば、メディアがブチ上げる「?似」という慣用句は、ほぼアテにならず、たいがいは「相当にテキトー」なのである。

 

あと、不思議なことに、ここの「〜」部分に使用されるのは“女子アナ”であるケースが、めっぽう多い。おそらく「あまりクセが強すぎる顔立ちの美人(小雪とか?)は採用時に敬遠される傾向が強い」という局アナ事情が、「〜似」で例えるには最適だから、なのではなかろうか。「田中みな実似=特徴の薄い美人」の人気ホステスや人気OLって、いっぱいいそうな気もするし……?

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