LEXUS TEAM WedsSport BANDOH 2017スーパーGT第3戦オートポリス レースレポート

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2017年05月24日 14:12  AUTOSPORT web

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WedsSport ADVAN LC500 2017スーパーGT第3戦オートポリス
2017 AUTOBACS SUPER GT Round3
「SUPER GT in KYUSYU 300km」

■開催日:予選5月20日(土)/決勝5月21日(日)
■開催地:オートポリス・インターナショナルサーキット
■入場者数:予選1万470人/決勝1万8200人

 初夏の陽気で迎えた第3戦「スーパーGT in KYUSYU 300km」。昨年は震災の影響で開催を見合わせたが、今年は通常通り第3戦に組み込まれたが、山間部に位置するオートポリスサーキットまでの道のりには通行止めの箇所があり、まだ痛々しい震災の爪痕が残る開催となった。

 第2戦では、国本選手がWEC世界耐久選手権のため欠場したが、この大会から戻りレギュラーメンバーで挑むこととなった。LEXUS TEAM WedsSport BANDOH。

 予選では、Q1を関口選手が担当し10位と厳しい結果となった。しかし決勝では、関口選手からスタートし混戦を着実に走り切り国本選手につなげ、国本選手も戦線離脱するライバルを尻目に、着実なレースを展開し8位でフィニッシュ。連続獲得ポイントを21戦に伸ばした。

■予選 5月20日(日)【10位】
□公式予選 天候:晴れ|コース:ドライ
気温/路面:温度Q1(GT300)開始時26℃/46℃、Q2開始時26℃/45℃、Q2終了時25℃/44℃

 2年ぶりの開催となったオートポリスサーキットは、強い日差しが照りつけ、初夏を思わせる陽気のなか、予選日を迎えた。

 まずは300クラスのQ1から始まったが、大きなクラッシュがあり、赤旗中断となったため、GT500のQ1は10分遅れの14時から15分間で行われることに。

 19号車WedsSport ADVAN LC500のアタッカーは関口選手だ。いつものように予選が始まった序盤は動きを見せないが、6分を過ぎたあたりから数台のマシンがアタック開始。

 そして、Q1が始まって7分を過ぎたことには19号車WedsSport ADVAN LC500を先頭にLEXUS陣営がコースイン。1ラップに勝負をかけ、関口選手はアタックをかけるが、1分36秒025のタイムで10位。朝のフリー走行からの流れを払拭できず、厳しい予選となった。

 一方、Q2は、開幕から好調を履くしているLEXUS陣営が5台通過、NISSAN勢が1台、HONDA勢が2台となり、ホールポジションは、100号車RAYBRIGNSX-GT、2位46号車SRoadCRAFTSOPRTGT-R、3位1号車DENSOCOBELCOLC500と3メーカーがきれいに並んだ。

■決勝 5月21日(日)【8位】
□決勝 天候:晴れ|コース:ドライ
気温/路面:温度開始:22度/31度>中盤:22度/32度>終盤:24度/33度

 昨日に引き続き快晴で迎えた決勝日。天気は快晴だが、レースはスタートする前から波乱の要素を含み、2台のマシンがピットスタートとなり、500クラスは13台がコース上からスタートを切ることに。

 予定通りスケジュールが流れ、警察隊によるパレードラップが行われた後、フォーメーションラップに移行され、300km先のゴールを目指して、決勝の火蓋が切られた。

 スタートドライバーの関口選手はポジションキープでオープニングラップから2ラップ目に突入しレースを展開するが、4ラップ目にはピットスタートの8号車が単独スピンしたところに300クラスのマシンが避けきれずに激突、その後続の車両も接触し、セーフティカーが入り、レースは隊列を組み直し、14周目から仕切り直しに。

 前をいく12号車との差はなくなりレースを展開。しかし、22ラップ目には後方から追い上げてきた23号車に先行を許してしまうが、関口選手はレースの前半を着実に走り切り、31ラップ目、19号車WedsSport ADVAN LC500が滑り込むようにピットイン。ピット作業もミスなく送りだし、38号車を追いかける展開に!

 関口選手から国本選手に交代し12位で戦列に戻ると、35ラップ目に24号車と38号車をオーバーテイク! 10位にポジションアップ。その後も12号車を追いかける展開となり、つかず離れずレースを展開する。

 すると、50ラップ目にトップ争いを演じていた36号車と1号車が接触し、1号車がはじき出され戦線離脱。これにより、19号車WedsSport ADVAN LC500は9位に。

 そして、残り5周で終了となる60周目には7番手を走行していた6号車が激しいレースでタイヤにダメージを受けてしまい、ピットイン。19号車WedsSport ADVAN LC500は着実なレース展開で8位フィニッシュ。2年ぶりのオートポリスで、連続獲得ポイント数を21戦に延ばし幕を閉じた。

 優勝は36号車auTOM’SLC500、2位17号車KEIHIN NSX-GT、3位100号車RAYBRIG NSX-GTという結果に。開幕から3戦連続でLEXUS勢が優勝を飾った。

レース後コメント
■関口雄飛選手
 結果8位、21戦連続ポイントを取ることができました。レースの内容としては、自分がスタートしたんですがセーフティーカー介入されたり、後半の国本選手の時はクラッシュがあったり、かなり荒れたレースでした。

 そのなかでもしっかりと走ってゴールすることができました。ベストラップは悪くありませんが、連続周回していくうちに上位との差がついてしまいました。それについては今後の課題です。そのなかでも8位でゴールできたのはみんなが頑張った100%以上の結果だと思います。

 上位陣のトラブルも手伝ってということもあり、次戦までにテストが4回あるので、そこでよいタイヤをもう一度見つけ、菅生は一からやり直す気持ちで頑張ります。応援ありがとうございました。

■国本雄資選手
 第3戦8位でフィニッシュしました。結構タイヤも厳しくて第1スティント、第2スティントと思ったようなペースで走れず厳しいレースになりました。

 ただ予選10位から8位でポジションを上げてゴールしたのはすごく嬉しいし、今日しっかり戦えたことで夏のレースに向けて良いデータが取れたと思います。

 次戦は菅生です。その前にテストがありますのでタイヤ開発と車のレベルを上げられるように頑張ります。応援ありがとうございました。

■坂東正敬監督
 今日は見ていて、とても楽しいレースでした。その主役が19号車じゃなかったのは残念ですが、予選10位から他車のアクシデントあり、38、24、12とバトルしたりで決勝結果は8位で終えました。

 トップとの差はだいたい42秒。2位まで16秒くらいの差でした。僕らが今持っている成りの全力を尽くした結果だったと思います。逆を言うと色んな足りないものを学んだレースでした。

 今後は足りないものを補えるテストをしていきたいと思います。6月からすぐ鈴鹿、菅生、鈴鹿とテストがあるので次戦の菅生までに新しいタイヤと新しいセットアップと共に頑張っていきたと思います。

 余談ですが国本選手がWECのル・マン24時間レースに出場することが決まりました。その日は菅生の合同テストの日ですが、国本選手はル・マンに行きます。僕らは菅生テストをしながら応援します。皆さんも応援してください。

 今日たくさんの応援をありがとうございました。たくさんの旗を見て、頑張ることができました。レクサス4連勝がかかってる菅生は19号車が狙いに行きます。応援ありがとうございました。

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