木村文乃、愛の告白を受け「人を好きになるってこういうことだったな」

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2017年05月27日 12:01  週刊女性PRIME

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木村文乃 撮影/伊藤和幸

これまでお母さん役とか先生役をやることが多くて、ガッツリ恋愛ものってほとんどやったことがなかったんです。だから、もう(役で)恋することはないんだろうなって思っていたときに今回お話をいただいたので、すごくありがたい気持ちでやらせていただいています

 30歳を手前にした男女2人の“運命の恋”を描いたドラマ『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系・土曜夜10時〜)で、ヒロイン・湖月晴子役を演じている木村文乃。実年齢と同じ29歳、まさに等身大の女性を演じている。

「晴子はどこにでもいそうな標準的な人だから、みんなの標準を取り入れています。私、声を大にして言いたいんですけど、“晴子が誠(亀梨和也)に心を開かないからダメなんだ”って言われるんですけど、急に“ボク、運命の人です”って男の人が現れて、それ信じる人いる!? って(笑)。どちらかと言ったら晴子が拒絶してしまう反応は、標準なんじゃないかなって思ってます」

 登場人物は全員ピュア。だからこそ、その恋愛観には考えさせられることも多い。

本来、人を好きになるって、こういうことだったなって思い出させてくれる作品です。恋愛関係って、その前にその人の人間性を好きにならないと成り立たない。私もまさにそのタイプで。“人間的に好きな人”の中から直感的に“この人のこともっと知りたい”“ずっと一緒にいたい”とか思えたら、それが恋愛的な“好き”になるんだと思います

 そして実際に“好き”になったならば、

「相手に対して完璧を求めてしまうと、ひずみができたときに一緒にいることがすごく大変になってしまう。だから、あなたのダメなところも私はいいと思ってるよって、そのくらいのバランスがいいんだと思います

 主人公の誠をはじめ、昔の同級生・定岡(満島真之介)からも愛の告白を受ける晴子。そんな晴子を演じていて、“気づいてしまった”ことが――。

「晴子は男性から言い寄られますけど、そういえば私って昔から周りから来られることってあまりなかったなって(笑)。“男に甘えるな、人に甘えるな”という母親の教えもあって、常に相手とは対等でいたかったので、可愛げがなかったのかもしれませんね

 向こうから来てくれなかったら、こちらから行くしかない!?

昔は逃げてばかりだったけど……


木村文乃 撮影/伊藤和幸

 会話中も笑みがこぼれ、仕事もプライベートも充実していることがうかがえる。

もちろん落ち込むこともありますよ。でもそんなときこそ、とことん落ち込んで、自分を落とし込みます。普段の私はどちらかと言えばローだし、ネガティブに入りがちなんです。

 でも、“笑顔が可愛い”って言ってくださる方も多いので、じゃぁ、可愛い笑顔でいられるようにしようって意識しています

 そう述べて笑顔を向ける木村。さらに、こちらも思わず笑顔になる、30センチ髪を切った際のエピソードも語ってくれた。

「このドラマの前後で、バッサリ髪を切ったんです。切った髪でカツラが作れるというので、もらって帰ったんですけど……いまだに放置(笑)。これまでは“切る理由”がなくて伸ばしていただけなので、特に切ることに抵抗もなくて。結果、切ってよかったですね。お風呂の時間も10分短くなりました(笑)」

 女優という仕事は、自分をどれだけ開放できるか、どれだけコントロールできるか。昔の自分に何か言ってあげるとしたら、どんな言葉をかける?

「昔は何ごとからも逃げてばっかりで……。だから過去の自分には“苦労から逃げるな!”って言ってあげたいです(笑)。私はデビューが早かったのですが、忙しくなったのはこの5年くらいで。もしあのとき逃げてなかったら、もう少し早く仕事いただけていたのかなって。

 でも、今はこれでよかったとも思えるんです。逃げてきたからこそ、逃げたあとのことが想像つくし、今も踏ん張れる。もし私に今、期待していただいている方がいらっしゃるなら、その気持ちには絶対乗っかりたいし、全力で応えたいです」

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