【結婚・離婚の幸福論】阿川佐和子で注目の熟年結婚、幸せになるための「3つの柱」とは?

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2017年06月14日 21:00  citrus

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先日、63歳で結婚した阿川佐和子さんの熟年結婚が話題になっています。芸能界を見渡してみると、桃井かおりさんや夏木マリさんといった、年齢を重ねてなお輝き続ける女優さんたちも結婚したのは64歳のとき。世の中では「シニア」と言われる世代の人たちが、結婚という選択をするケースに注目が集まっているようです。

 

じつは、一般的にも50歳以上で結婚を決める男女が増えていることを実感しています。というのも、今どきのオーバー50の男女は見た目も内面も年齢以上に若々しい人が多いもの。平均寿命が延びていることもあり、仮に60歳で結婚したとしても、その後の結婚生活を20年以上も続けられることになるのです。だからこそ、「人生の後半くらい、自分の好きなように生きて、ハッピーエンドで最期を迎えたい」と考える人が増えるのも当然と言えそうです。

 

自立して暮らしているオーバー50世代の女性は、若い世代の女性とは結婚に求めるものが異なります。

 

たとえば、経済的なこと。若い頃であれば「パートナーの夢を一緒に叶えるためなら貧乏暮らしもかまわない」と思う人もいれば、反対に「年収1000万円以上じゃないと、ちょっと……」と理想を掲げる人もいるところ、熟年結婚では「今の生活レベルより下がるのは避けたい」と現実的に考えるパターンが多くなります。

 

女性の熟年結婚の場合、「自由」を優先する人が多いのも特徴です。男性の場合、「ひとりの老後は不安だから……」と弱気になってパートナーを求める人もいますが、女性の場合、ひととおりのことを終え、やっと自分らしく生きることができる年齢になったからこそ、誰にも束縛されることなく自由に生きたいもの。そんな自分を応援してくれるパートナーであれば、「結婚という形もいいな」と思えるようになります。

 

ちなみに、オーバー50の生活を謳歌している女性の場合、相手の男性の身だしなみには気をつかってほしいと考えている人も少なくありません。自分がオシャレを楽しんでいる分、これから一緒に時間を過ごす相手にも素敵な人でいてほしいと願っているからです。

 

熟年結婚のメリットは、「親のこと」にも大きく関係しています。若い頃の結婚は、親の意見によって事態が左右したり、親の老後の世話について考えたりしなければならないものの、熟年結婚は親も年齢を重ねていることが多いため、介入してくる割合が少なくなります。場合によっては、親が亡くなっているケースもあり、そうした場合は将来の介護の必要もなくなります。

 

反対に、熟年結婚で心配されることとしては、本人たちに子どもがいる場合、遺産などでもめないよう、お金に関することは結婚前にきちんと話し合っておく必要がある、ということです。

 

いずれにしても、熟年結婚をして幸せな結婚生活を送るためには、「愛」「お金」「健康」という3つの柱がしっかりしていることが大切です。この3つは、人生の終盤を彩るための大事な要素でしょう。

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