限定公開( 3 )
2017年春アニメも続々と最終回を迎え、夏アニメが気になりだす時期。放送を直前に控え、各作品の製作委員会が上映会などのイベントを開催しているが、注目作の一つ、TVアニメ『潔癖男子!青山くん』は19日には「クレンリネスブルーメンバー発表記者会見」と題されたキャスト発表イベントを開催した。
「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で坂本拓が連載中の同名マンガが原作の『潔癖男子!青山くん』は、U16サッカー日本代表になるほどの実力を持つ天才イケメン少年・青山くん。だが彼はヘディングやタックルという普通のサッカーのプレイもNGという極度の潔癖症! 果たしてどんな高校生活を送っているのか……というギャグコメディ。
さて、どんなキャストが集まったのかというと、主人公の青山くん役の置鮎龍太郎を始め、関智一、保志総一朗、阪口大助、吉野裕行、杉山紀彰、岸尾だいすけと、近年の深夜アニメでは珍しく、ベテラン男性声優陣が多く顔を揃えた。会見はベテランらしい安定感あるトークが繰り広げられたという。
「なかでも関は平常運転でしたね。タイトルにあわせて“潔癖”がまずテーマになったのですが、司会をしていた天津の向から『人の握ったおにぎりは食べれない?』と振られると、隣にいた後藤もか役の新人・春野杏に向かって『彼女が握ったんだったら食べます。いろんなモノを握ってほしい』と、実にらしい(笑)、どうとでもとれる絶妙なコメント。
まあ、いつものことですから、春野を始め会場の誰もが会場全員爆笑でしたが、さすがに向は司会という立場上『脂の乗り切ったメンバーだからそんなこと言っちゃダメ!』と、苦笑いしながら諌めていました」(アニメ誌ライター)
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これほどメンツが集まると、各キャストの持ちキャラも豊富。会見では有名なほか作品のキャラクターをおも。
「関が『ドラえもん』のスネ夫風に向へ『天津のくせに生意気だぞ!』と言い放って、向を感激させていたり、『銀魂』の新八役で知られる阪口は自己紹介から『ツッコまないメガネです。ツッコむメガネばかりだったので、ツッコまないメガネはやりやすい』と挨拶していたのに、隣の保志のトークがあまりにグダグダだったたため、『しっかりしろよ!』と、結局ツッコミに回っていて(笑)。笑わせてもらいました」(前出のアニメ関係者)
経験豊富な男性声優がさすがの安定感を見せた一方で、唯一の女性で若手の春野は、かなり緊張していたよう。
「向から『現場でいろいろ教えてもらう?』と聞かれ、春野は『余裕の持てないときに話しかけてくれて、本当にみなさんお優しくて』と言ってはいたのですが、この発言中しどろもどろで明らかに動揺してました。これには関も『完全に教えてる感じがないよね……』と言ったり、阪口も『いえば言うほど嘘くさくなる』と苦笑いするしかない、といった様子でした。
春野の事務所の先輩である保志にアフレコで緊張しない方法はないかとお手本をお願いしたところ、『緊張は克服してない。ずっと緊張しています』と、やっぱりグダグダな答えで、全員ずっこけるなか阪口は思わずマイクを通さず『ひどい……』と、つぶやいていました」(前出のアニメ関係者)
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笑いも多かった会見になったようだが、ベテランゆえの本音が漏れることも。
「置鮎が本作のキャスティングについて『昔、アフレコ現場でよく会っていただろうというメンバーで』と、“同窓会”のような気持ちに浸っていたようです。さらに、置鮎は『同じ高校だったり、敵対校のメンバーが色の濃い先輩が出てきたりして』とコメント。まだ未発表のキャラクターにも豪華な声優が投入されるのかなと」(前出のアニメ関係者)
どうやら、今後さらに渋いベテラン声優の出演も期待できそう。安定感のある演技、そして掛け合いを楽しみにしたい。
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