今気になる・人に話したい旬のネタをお届けするネットニュースサイト『ねとらぼ』で、『「お酒飲みながらしゃぶるのがうみゃあで」 サントリー「コックゥ〜ん！」CMに「下品」「下ネタ」と批判相次ぎ公開中止へ〜「女性をバカにしすぎ」という意見も〜』というタイトルの記事を発見した……とのタレコミがcitrus編集部から、ネットニュースパトローラー（略：NNP）である私のもとへとあった。とりあえずは詳細を説明してみよう。
サントリーが７月４日に新発売したビール『頂（いただき）』の広告動画が「下品」「気持ち悪すぎる」「下ネタ」と物議をかもしている。
その内容は「『絶頂うまい７％』の魅力を紹介する体感型ムービー『絶頂うまい出張』」と銘打たれた動画で、北海道・東京・神奈川・愛知・大阪・福岡の６都市を舞台に、ご当地グルメを味わう様子や「頂〈いただき〉」のおいしさをご当地の方言を交えて紹介するというもの。
原明日夏（北海道篇）、吉川友（東京篇）、笹丘明里（神奈川篇）、山崎愛香（愛知篇）、柳いろは（大阪篇）、エイミー（福岡篇）ら人気グラビアアイドルが出演しており、「肉汁いっぱい出ました」「（火照った様子で）暑くないと？ もぉ元気良すぎやん！」「お酒飲みながらしゃぶるのがうみゃあ」などのセリフや、「頂〈いただき〉」のおいしさを表すという「コックゥ〜ん」という表現を使った「コックゥ〜ん！ しちゃった（はーと）」というセリフが登場。
それらを受け、「セクハラ・パワハラを含めたコンプライアンスの不徹底さが透けて見えるよう」「女性をバカにしすぎ」「気持ち悪いCMだな、AVかよ」「企業倫理ってないんですか？」「サントリー、下品になりましたね」「AVの見過ぎですか？」「サントリー上層部はみんなAVと現実の区別がつかない脳してるんだろうな」……などと辛らつな批判が相次ぎ、中には不買を宣言するリプライも見受けられた。
さて。こうした批判や動画で伝えたかったことの真意について、ねとらぼ編集部がサントリーホールディングス広報部に問い合わせたところ、「男女を問わず幅広いお客さまをターゲットにしています」といった殊勝かつ無難なコメントが返ってきたそうだが、はたしてサントリー側は本当に“狙って”いなかったのか？ 純粋に『頂』の美味しさを、ご当地グルメや方言と合わせて全国のお客さまにお伝えする意図で捻り出したキャッチコピーが、たまたま“運悪く”ユーザーの逆鱗に触れてしまっただけなのか？
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まあ、十中八九“狙ってた”んじゃないですかね、この件に関しては……。広告界の叡智を束ねるサントリーが厳選した海千山千のクリエイター軍団が、そこらへんを見落とすほどに無垢なメンタルの持ち主ばかりだとは、とてもじゃないけど考えづらい。
「頂（＝男根を示唆）」「汁」「元気良すぎ」「しゃぶる」「コ（ゴ）ックゥ〜ん」……と、健全な成人男性なら、おのずとビクリ反応せざるを得ない敏感タームの目白押し。しかも、これらの思わせぶりなセリフをおクチにするのは、全員が女性ユーザーからは目の敵にされがちなグラビアアイドル。近年流行りな“炎上CM”の典型で、男性ユーザー“のみ”にその新商品の魅力を訴えかけることを目的とするならば、むしろ“大成功”の部類だろう。
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正直、この手の（おそらく）確信犯的なCMに対して、モラルや倫理の面からつべこべ語るのは、もううんざりだったりする。だから、いちいちチクりをかますのはそろそろやめてほしい。わしゃあ目安箱か！ マジ、私が圏外とする空間でどうぞご自由に、アツい議論をとことん交わしといてください。
ただ、一つだけ！ 今回の“ビジネス”を性交、もとい成功へと導いた“広告界の叡智”な皆さまに申しておきたい、気になる箇所がある。
「お酒飲みながらしゃぶるのがうみゃあ」
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といったくだりである。私は、とくに50歳を過ぎてからの私は酔えば酔うほど、アッチがほとんど使い物にならなくなる。泥酔してベロベロになった状態でペロペロされたところで、ちっとも気持ちよくないのだ。そんなことされるより早く床に入って、すやすや寝たくなってしまうのだ。おそらく女性側も大多数が、アッパーとなるほどに過度なアルコールを摂取しながらの性交を快しとはしていないのではなかろーか？ ゆえに、ゴメス的には「飲んでからエッチする」より「エッチしてから飲む」デートを、さまざまなメディアで推奨している。ここまで策を弄して“大ヒット”を目論むなら、こういった“小さな誤り”も、願わくば見逃さないでいただき（＝頂）たい。
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