『東京五輪音頭-2020-』アーティストの人選、ホントに微妙!?

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2017年07月28日 01:00  citrus

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7月24日、都内某所で『東京五輪音頭-2020-』の制作発表会が開かれ、オリンピアンとパラリンピアンのほか、フリーアナウンサー古舘伊知郎(62)、テリー伊藤(67)、中村アン(29)、クリス・ペプラー(59)らタレントが出席した。

 

1964年の東京五輪当時に故・三波春夫さんが歌って250万枚を売り上げた『東京五輪音頭』を現代風にアレンジしたもので、司会を務めた古舘は「歌詞と振りが(64年バージョンと)重なっている部分もありますし、車いすの方も一緒に踊れるんです」と画期的なリメークになったと強調。テリーも「若い人が挑戦したいと思うものになっている」と声を揃えた……らしい。

 

だがしかし! 東スポによると、この『東京五輪音頭-2020-』──肝心の「アーティストの人選が微妙」との意見が所々で噴出しているというのだ。その「微妙」とされるユニット(なのか?)のメンバーは、

 

加山雄三(80)

石川さゆり(59)

竹原ピストル(40)

 

の3人。加山と石川の若者に対する訴求力、竹原の一般レベルにおける認知度……ほか「微妙」の理由は、東スポ上にもいくつか推測が挙げられており、実際、同日に行われた大会組織委員会の第21回理事会(非公開)では、某理事からこんな苦言も漏れたのだそう。

 

「『五輪音頭は若い世代にアピールするために、もっと若い人に歌っていただいてはどうか』という指摘がありましたね」(組織委関係者)

 

さて。ここらでゴメスの私見を述べさせてもらおう。そこまで「微妙な人選」ですかねぇ……この3人? 

 

たしかに、竹原ピストルってヒトは全然知らなかったけど、「80歳・(約)60歳・40歳」と年齢のばらつきがまんべんない。これに元AKB48所属の演歌歌手・岩佐美咲(22)とかを加えとけば、ほぼ「全世代網羅」ではないか。

 

ただ、オマケ的に「20代」を「加える」のはアリだが、「もっと若い人“だけ”に歌っていただいてはどうか」っていうのは、ちょっと違うと思う。だって、「音頭」じゃないですか。たとえ、ヒップホップ調にリメークされようとテクノ調にリメークされようとジャズ調にリメークされようと、原曲から音頭感を100%払拭するのは、少なくとも私の音楽知識では不可能。つまり、歌唱力の根底に「演歌風節回し」を残すアーティストじゃなければ、この『五輪音頭』を完璧に唄い上げるのは至難のワザなのだ。

 

いっそ、「若い世代」は潔く切り捨てて、ターゲットの最若年層を、前回の東京五輪の熱気をギリギリ実感している「50代」に設定し直してみてはどうだろう? あわよくば“ピストル効果”で40代や30代半ばの中年世代をも、ある程度取り込めたら万々歳……くらいのテンションで。もはや、日本中の老若男女すべてに受け入れられる国民的大ヒット曲が生まれる時代ではないのだから。数字的には、いまだCD売り上げ100万枚近くを誇るAKBグループやジャニ系アイドルの持ち歌を一曲でも諳んじることができる50代や60代や70代や80代が、はたして何人いることか?

 

氷川きよし(39)じゃダメなんですかね? 演歌界では比較的エイジレスな知名度を誇る、唯一の存在じゃないですか。年齢的にも10代〜80代のちょうど真ん中っぽいし。そんな彼に、まさしく「音頭」を取ってもらい、『WE ARE THE WORLD』方式で、前出のメンバー総出演……みたいな? 石川さゆりあたりは「なんでアタシがセンターじゃないのよ!」なんて文句を言い出しかねないが……(笑)?

 

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