「精液検査」を確立するためのクラウドファンディング

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2017年10月13日 03:31  妊活・卵活ニュース

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妊活・卵活ニュース

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ヒトより家畜の方が研究が進んでいる!?
READYFOR株式会社が運営するクラウドファンディングサイト「Readyfor」で、株式会社ダンテが「世界初!精液を男性の検査として確立させたい!」と題したプロジェクトが現在出資を募集中だ。

家畜の人工授精では受精率を上げるために精液の成分が研究されているが、ヒトの精液に関してはほとんど研究が進んでいない。

精液は男性の体力低下やホルモン不足、さらにはがんリスクを如実に反映することが研究の結果わかっているにも関わらず、精液に含まれている微量成分を分析することはほとんど行われない。

不妊治療での精液検査も精子の運動率や濃度、精液量など物理的・形態学的な検査が中心となっているのが実情だ。

株式会社ダンテは精液に含まれる成分の分析方法を研究しており、これらの検査を郵送検査キットとして確立すべく開発を進めている。

男性も妊活に参加できる社会を
不妊の約半数は男性に原因があるにもかかわらず、「婦人科へ行くことがためらわれる」「平日の受診がむずかしい」などの理由で男性は積極的な妊活に取り組みにくい実情がある。

「精液の郵送検査」が確立されれば、自宅から自身の状態をスクリーニングすることが可能となり、妊活への理解や夫婦2人3脚での妊活につながることが期待できる。

今回のクラウドファンディング参加者には、2017年11月下旬に「郵送検査キット」が送付される。12月15日までに精液検体を郵送すると2018年3月下旬に検査結果とプロジェクト報告書が送付される予定となっている。

(画像はReadyforより)

Readyfor

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