さらに、これからのビジネスについて「SUPER JAPAN PRODUCTの精神性」を持つことが大事である、と木戸さんは話します。「かつての日本製品は、『頑丈・壊れない。でもそこまで高価格でもない』というのが外国人にとっての認識でした。しかし今は、どんなカテゴリーにおいても、製品が存在する意味や本質的な価値を突き詰めていく探求心と、そのカテゴリーに潜む課題に対する挑戦心を持つことが大事。この2つこそが『SUPER JAPAN PRODUCTの精神性』です。この精神性を持つ企業はかなり存在しています。しかし正しくアピールしている企業はまだ多くないのが実情です」(木戸さん)
このように本書では、国境をまたいだビジネスについて、約15年間グローバル業務に携わってきた木戸さんによる独自の見解が示されています。最後に木戸さんは「本書は、SUPER JAPAN PRODUCTの精神性を持つ製品、あるいはその製品を扱っているほとんどの企業に当てはまる内容にしています。日本について詳しい外国人や、マーケティングを勉強している学生の方も楽しめると思います」と話します。気になった方はぜひ手に取ってみてください。
『超日本製品論[SUPER JAPAN PRODUCT] これから来るスーパージャパン時代の基礎データ&マーケティング入門』 著者:木戸良彦 出版社:日経BP社 >>元の記事を見る