ケネス・ブラナーの来日が決定 『オリエント急行殺人事件』プレミアイベント開催へ

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2017年11月22日 18:12  リアルサウンド

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 12月8日に公開される映画『オリエント急行殺人事件』より、監督と主演を兼任したケネス・ブラナーの来日が決定した。


参考:ジョニー・デップ、ペネロペ・クルスらの役柄が明らかに 『オリエント急行殺人事件』予告編


 本作は、アガサ・クリスティーの同名推理小説を基にしたミステリー映画。豪華寝台列車オリエント急行を舞台に、名探偵のエルキュール・ポアロが、殺人事件に巻き込まれる模様を描く。


 このたび来日が発表されたブラナーは、12月5日に都内で実施するプレミアイベントへ参加する予定だ。イベントには、“世界一の名探偵”ポアロ(ケネス・ブラナー)の日本語吹替版声優を務めた草刈正雄と、ドラゴミロフ公爵夫人(ジュディ・デンチ)の日本語吹替版声優を務めた山村紅葉の登壇も決定。草刈は、「すごい才能を持った方だから、いろいろと聞いてみたいと思います。監督もやってらっしゃるし、俳優としても素晴らしい才能を持っているし、楽しみです」とコメントを寄せている。


 クリスティーを曾祖母にもつアガサ・クリスティー社(ACL)会長兼CEOのジェームズ・プリチャードは、「ポアロは複雑なキャラクターですが、ケネスは、原作の壮大さをしっかり理解していて、彼のビジョンに鳥肌が立ちました。映画のオープニングで、列車がこちらに向かって走ってくるという話があった時、私たちに向かって自分自身で列車まで演じたんです。彼の姿に一瞬で魅了されました」とブラナーの解釈に太鼓判を押す。ブラナーは、ポアロが登場する小説全て(長編33作と短編50作)を読破し、口髭の開発に9ヶ月もの時間を費やしたという。さらに、ポアロと同世代のベルギー人が話す27類ものベルギー訛りの英語の録音を聞き、週3回コーチングを受けた。監督としても、65mmフィルムでの撮影を実施するために、ロンドンにラボをオープンさせている。


 先日開催されたワールドプレミアで、ブラナーは「日本のみなさんが殺人ミステリー、特にアガサ・クリスティーが大好きで、中でもエルキュール・ポワロ、オリエント急行殺人事件がお気に入りなのだと知っていますよ。一同、この新作を大変誇りに思っています。日本のファンに楽しんでもらえますように!」と語っていた。(リアルサウンド映画部)


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