安室奈美恵、“最高”を更新し続けた25年間 特別番組『告白』で語られる真の思いとは

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2017年11月23日 10:12  リアルサウンド

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 2017年9月20日、突如引退を発表した安室奈美恵。以降、デビュー25周年記念日、そして活動の幕を下ろす日となる2018年9月16日に向けてのカウントダウンとも言うべき怒涛の展開が繰り広げられている。


 11月8日に発売されたオールタイムベストアルバム『Finally』は、発売初週に100万枚を超えるヒットとなった。発売2週目も32.2万枚を売り上げ、11月27日付オリコン週間アルバムランキングでは2週連続1位を獲得。11月21日時点で今年度のアルバム売上部門1位に輝いている。 『Finally』では全52曲中、活動初期から中期にあたる39曲が再レコーディング・再アレンジで収録され、新曲も6曲収められている。ベスト盤にとどまらない、最新作としての輝きも放つ作品としてさらに多くの人々の元に届くことになるだろう。(参考:安室奈美恵『Finally』は単なるベストではない 25年を経て辿り着いた“最新作”としての捉え方


 さらに、2018年2月からは全国5大ドームツアー『namie amuro Final Tour 2018 〜Finally〜』とアジアツアー『namie amuro Final Tour 2018 〜Finally〜 in Asia』を開催することも決定している。5大ドーム公演は東京・大阪・名古屋・福岡・北海道の5カ所15公演、アジア公演は3カ所5公演を予定、自身ラストとなる国内&アジアツアーは女性ソロアーティスト最多動員数の約70万人規模になる見込みだ。国内ドームツアーとしてはソロアーティスト史上最多公演数と動員数の記録も更新した。


 最後の最後まで“最高”を更新し続ける安室の25年間の活動は、音楽以外の方法でも総括され始めている。オンライン動画配信サービスHuluでは「Documentary of Namie Amuro “Finally”」として、アーティスト人生最後の1年間を様々な角度から追うドキュメンタリーコンテンツを配信中。CMでは「安室奈美恵×docomo25年の軌跡」として、渋谷のスクランブル交差点に各時代の安室の姿が甦り、その時代を象徴する携帯端末を手にダンスを踊るといったコラボレーションを果たしている。


 そして、本日11月23日午後10時からは特別番組『安室奈美恵 告白』(NHK総合)がオンエアされる。同番組では『紅白歌合戦』や『ポップジャム』など、NHKに記録された映像を見ながら当時の思いを振り返り、安室が引退発表後の「今の想い」を単独インタビューにて語るとのこと。放送に先駆けて、番組HPでは2分ほどのメッセージ動画が公開されている。20代後半、母となった安室は“歌手としての安室奈美恵”がわからなくなった時期があり、すでにその頃から引退という文字がちらついていたということを明かし、涙する場面も映し出されていた。番組では、多くの苦難や葛藤を乗り越えて今があるという赤裸々な思いが語られているようだ。


 また、その映像には、安室からの視聴者へのメッセージも収められていた。これまでの感謝と残された期間にかける思いに加え、このようなことが語られている。「みなさんの生活の毎日の中に素晴らしい音楽があふれていて、みなさんがなにか次の一歩を踏み出すときに背中を押してくれるような音楽に出会えていたらいいなと思っています。それが安室奈美恵のこの曲だったんだ、と思ってくださる楽曲があるとするなら、すごくすごく、心からうれしいなと思っています」(番組HP)。平成を代表する女性アーティストとして数々の名曲を残し、幅広い世代に影響を与え続けてきた安室奈美恵。彼女の真の思いを知った上で耳にする楽曲たちは、今後私たちの心にどのように響くのだろうか。(久蔵千恵)


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