ロン・デニス、約5400万円の自腹でマクラーレンスタッフたちをシルク・ドゥ・ソレイユ公演に招待

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2018年01月18日 15:41  AUTOSPORT web

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2016年末にマクラーレングループの会長およびCEOの座から更迭されたロン・デニス
ロン・デニスはマクラーレンにおける最終章を粋な計らいで締めくくった。スタッフとその友人を、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの夕べに招待したのだ。 

 マクラーレンの前会長兼CEOのデニスは、30年以上にわたってチームの指揮を取り、マクラーレンのプロダクションカーへの進出の成功を見守っていた。

 しかし2016年11月に権力争いに敗れたデニスはグループの会長およびCEOのポジションを解任され、その翌年には自身が所有するマクラーレン・テクノロジー・グループおよびマクラーレン・オートモーティブの株式を新たな持ち株会社マクラーレン・グループに売却、チームとの関係に終止符を打っていた。

 それでもデニスはマクラーレンのスタッフたちにこれまでの感謝の気持ちを示さずにいられなかったようだ。

 デニスは推定35万ポンド(約5400万円)をかけ、気前よく3,000人のマクラーレンスタッフを、ロイヤル・アルバート・ホールでの夕べに招待。スタッフたちは、世界中で幅広い人気を博しているシルク・ドゥ・ソレイユの最新のサーカスショーである『OVO』を楽しんだ。

 元マクラーレンのドライバーであるルイス・ハミルトンはこの豪華なイベントに参加しなかったが、13回のグランプリ優勝経験者であるデイビッド・クルサードと、前F1最高権威者のバーニー・エクレストンがその姿を見せた。

 その夜、デニスは気持ちのこもった別れの挨拶を述べたが、彼のユーモアのセンスは健在で、よく知られた自身の完璧主義について冗談を言った。

「私がどれだけこの紙吹雪に困っているか、君たちには想像できるだろう」と彼が舞台上に散らばった紙吹雪を見つめて言うと、大きな笑いが起こった。

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