世界ラリークロス:元WRCドライバーのフランソワ・デュバルが17年型アウディS1で参戦

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2018年04月26日 12:41  AUTOSPORT web

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WTCRにも参戦するコム・トゥ・ユー・レーシングがフランソワ・デュバル車のオペレーションを担当する
5月11〜13日に開催されるWorldRX世界ラリークロス選手権の第3戦ベルギーRXのエントリーリストが発表され、地元の英雄であり元WRC世界ラリー選手権のワークスドライバーだったフランソワ・デュバルがスポット参戦することが明らかになった。

 かつてシトロエンのWRCワークスチームに所属し、このフレンチチームで絶対的なエースとして君臨していたセバスチャン・ローブの僚友としてクサラWRCなどをドライブしたデュバルは、近年ここ地元ベルギーのラリークロス世界選手権ラウンドにのみ毎年のように参戦を続けている。

 ヨーロッパ選手権であるユーロRXで優勝経験もあるデュバルは、ここ数年のWorldRXで毎年のようにマシンをスイッチし、フォード・フィエスタRS RXスーパーカーやプジョー208RXスーパーカーなどあらゆるモデルをドライブしてきたが、その例に漏れず今季も新たなモデルにトライ。

 2018年は15人のWolrdRXレギュラードライバーを相手に、チームEKSが昨年まで使用していた17年モデルの『アウディS1 EKS RXクワトロ』をドライブすることとなった。

 このデュバル車のアウディS1を現地でオペレーションするチームには、現在FIA WTCRワールド・ツーリングカー・カップにアウディRS3 LMSの4台体制で参戦しているコム・トゥ・ユー・レーシングが名乗りを上げ、初めてWolrdRXのグリッドにマシンを並べることになる。

 また、このベルギー戦は今季からフル参戦を開始したセバスチャン・ローブ・レーシング、グレゴール・ドゥムースティエにとっても母国ラウンドとなっている。

 また、WorldRXへの登竜門となるRX2インターナショナル・シリーズでチャンピオンを獲得したシリル・レイモンドも、今季からスーパーカー・クラスに昇格。このベルギー戦から開幕するFIAヨーロピアン・ラリークロス選手権(ユーロRX)にフル参戦を開始する。

 今季、開催未定に追い込まれたと報じられているGRCグローバル・ラリークロスにも参戦経験のあるレイモンドは、スーパーカーのドライブ自体は経験済みで、ユーロRXでのフルシーズンエントリーに向けてはプジョー208をチョイス。

 さらにコンパクトな2WDのモデル群で争われるヨーロピアン・ツーリングカー・ラリークロス選手権でタイトルを獲得したスウェーデンのマグダ・アンダーソンも今季からユーロRXのスーパーカー・クラスに昇格し、同じくDAレーシングのプジョー208をドライブする。

 その他、このユーロRXには多彩なドライバーラインアップが揃っており、2017年王者のマルクランド・モータースポーツ、アントン・マルクランド(フォルクスワーゲン・ポロ)を筆頭に、WorldRXに『キア・リオRXスーパーカー』でも参戦していた“チュチュ”ことルカック・コーネルが参戦。

 ルノー・クリオRXを投入するG-Forsは、こちらもWorldRXのスーパーカー・クラス経験者で16、17年のアンドロス・トロフィー勝者であるジャン-バティスト・デボンと、フィンランド人のヘレ・カリオコスキーがエントリーする。

 フォード・フィエスタを投入するSetプロモーションは、昨季までチームEKSのアウディS1 EKS RXクワトロをドライブしたレニス・ニテッシュが。おなじみALL-INKL.COMミュニッヒ・モータースポーツとして、代表のレネ・ミュニッヒがセアト・イビーザで参戦を決めている。

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