フェルスタッペン、規則変更前の2016年F1は「今よりオーバーテイクが楽しかった」と振り返る

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2018年04月26日 15:31  AUTOSPORT web

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レッドブルに移籍し優勝した2016年当時は、オーバーテイクが楽だったという
レッドブルF1のマックス・フェルスタッペンはF1グリッドで3番目に若いドライバーだが、過去を振り返ると思うことがあるという。

 2016年シーズン、神童フェルスタッペンは開幕から4戦を終えた時点で、さまざまな事情でトロロッソからレッドブルに移ることになった。そして、18歳にしては熟練した走りで移籍後の初戦を制し、自身初となるグランプリレース優勝を飾った。

 オーバーテイクが今よりもずっと簡単だった当時を、楽しい時期だったとフェルスタッペンは振り返る。ところが2017年に導入された空力レギュレーションによって制約を受けたのだという。

 フェルスタッペンは、自身の公式ウェブサイトで「2016年のほうがずっと楽しかったよ。互いに相手をうまく追いかけ合えたし、ある意味では今よりも満足のいく戦いができていた」とインタビューに答えている。

「2017年からは、互いに真の競い合いをすることが以前よりもずっと困難になったし、あまり楽しめなくなったんだ」

「制動距離が短くなって、互いを追いかけ合うことがとても難しくなった。マシンが予測不可能な、急な動きをする場合もある」

 多くの人々と同様に、フェルスタッペンもマシン間の性能差が縮まった方が良いと考えており、なかでもF1のパワーユニット性能の違いは小さくなるべきだとしている。

「F1全般について言えば、あらゆる部分で隔たりが小さくなったら良いだろうね。だから、特に考えるべきなのはエンジンについてだ。今はまだ性能差が大きすぎる」

 フェルスタッペンは、自身の今シーズンの戦いはまだ期待されるレベルに達していないと認める一方で、次戦のアゼルバイジャンGPについて良い結果を出す機会になるとして自信もみせている。

「マシンは良い状態だと思う。予選ではまだ少し足りない部分もあるけれど、レースでは良い走りができているよ」とフェルスタッペン。

「これまでのところは、さまざまな理由から望んでいた成果は得られていない。でもバクーでの戦いには期待をもっているんだ。良いレースが展開できると思う。それに、この後まだ18レースも残っているからね。結果を出せることを願っている」

「マシンのコンディションは良いし、市街地コースだとより力を発揮してくれると思う。とにかく次戦がすごく楽しみだよ!」

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