林遣都の優しすぎる選択に涙 『おっさんずラブ』世界トレンド1位を記録する大盛り上がり!

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2018年05月27日 12:22  リアルサウンド

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Twitterの世界トレンド1位に「#おっさんずラブ」がランクインした。最終章に突入した『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)第6話「息子さんを僕にください!」に、日本中がドギマギしたことを象徴した一つの指標と言えるだろう。


 第6話は、急展開に次ぐ急展開のジェットコースターロマンス。「俺と牧は……付き合ってます!」という春田創一(田中圭)のカミングアウトにスタートした物語は、なんとも切ない幕切れでエンディングを迎える。“牧春”こと、春田と牧凌太(林遣都)のカップリングを見守るファンの嘆きが、世界トレンド1位という巨大な推進力を生んだのだ。


 春田は牧の思いを受け入れる覚悟をようやく決めていたが、牧は春田にどこか後ろめたさを感じ、次の一歩を踏み出せずにいた。春田は、幼なじみのちず(内田理央)と一緒になった方がいい。一般的には男性が男性を好きになることが許されるのはまだ難しく、春田と牧、どちらの両親にも恋人とは理解してもらえない。自分の幸せより相手の幸せ。現実に直面した牧が目にしたのは、春田がちずを抱き寄せている光景だった。


「結局幸せじゃないんですよ、俺。春田さんと一緒にいても苦しいことばっかりです。ずっと、苦しいです」「別れましょう。俺、春田さんのこと好きじゃないです。俺のことは忘れてください。俺は春田さんのことなんか好きじゃない。今までありがとうございました」


 牧の瞳から絶え間なくこぼれ落ちる大粒の涙が、本心とは正反対の言葉であることを示していた。春田の幸せを願うあまりに、牧がとった優し過ぎる選択。上司であり、元彼・武川政宗(眞島秀和)が以前、牧に言ったセリフ「お前は今、不毛な恋愛に足を突っ込んでいる」「あっち側の人間を好きになっても、幸せになることは絶対にない」という忠告は、フラグとして牧の未来を暗示していた。


 けれど、春田が牧に思いを寄せていたのは確かなこと。風邪で欠勤した牧に武川が見舞いにきたことを春田から冷蔵庫の中身で悟られそうになり、牧は「うるせーな」と力づくのキスで黙らせた。これは、武川から力づくでおでこをくっつけて熱を測られた、牧なりのリベンジに思えるが、春田に効果は抜群。慌てふためく春田に、「(風邪は)人にうつすと治るっていうじゃないですか」と追い討ちをかける牧の愛らしさに、春田は陥落寸前だ。


 牧が家を出て行き1年後、春田は部長でありドラマのヒロイン黒澤武蔵(吉田鋼太郎)と同棲している、という衝撃的なエンディングで第6話は終了する。春田はこれまで黒澤のさまざまなアタックに打ち勝ってきた。バスタブに一緒に浸かっても、ブレーキランプを5回点滅させ「ア・イ・シ・テ・ル」のサインを出されてもだ。


 次回、最終話の予告では黒澤が春田に結婚指輪を持ってプロポーズするシーン、「君に会えてよかった」と黒澤が春田に深刻な表情で告げる場面が確認できる。タイトルは「HAPPY HAPPY WEDDING!?」。これまで、何度も予想外の展開を見せてきた『おっさんずラブ』が、このままただで終わるとは到底思えない。果たして、それぞれが辿り着く愛の形とは。(渡辺彰浩)


このニュースに関するつぶやき

  • 優しすぎる選択をしたのは牧であって、林遣都くんではないと思う。役と役者を混同しちゃいかんよ。一緒に泣いたけどさ。
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