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何度言っても分からない…どうやってことばがけしたらいいのかしら?と、しつけのお悩みをよく聞きます。イヤイヤ期は特にママのストレスも大きいですよね。
そこで今回は、子どもの心が育つしつけの時のことばがけのポイントを保育士歴30年、3000人以上の親子と関わってきた子育てアドバイザーの筆者がお伝えします。
好奇心旺盛な2歳ぐらいになると、やってみたい!と思ったら即行動してる……そんな姿が見られます。
そんなわが子にハラハラドキドキですよね。ママとしては「ちゃんとしつけをしなくちゃ!」と、厳しく声をかけることもあると思います。
では、しつけは何のためにするのでしょう?
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しつけは“子どもが今と、これからの人生に役立つことを教えること”
だから、危険なことや人を傷つけてはいけない、と教えていくのは大切なことです。
でも、すぐに出来るようにならないのが子ども。
そこで“子どもが自分から出来るようになるまで繰り返し教えていくこと”がしつけなのです。
ママが「何度言っても分からない子」と思う時、それはママのしつけ方が悪いのではなく、子どもはすぐには出来ないものと考えましょう。
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脅しや罰を使って改めさせようとするのは逆効果。子どもは反発したり、心を閉ざしたりすることがあります。気分で叱ったり、他人の前で叱るのも、子どもの気持ちを傷つけてしまうので気をつけましょう。
しつけをする=行動を改めさせる
と思っているママも多いと思いますが、しつけはすぐに行動を改めさせることではなく、繰り返し教えることです。
行動は気持ちが動かないと変わらないのです。そこで大事なのが「ママは分かってくれている」という安心感を与えること。
保育園で多くの子どもたちと関わってきた筆者は、子どもたちがちゃんと話を聞いてくれる、安心感が持てるようになることばがけの黄金ルールに気がつきました。
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それはこのルール
気持ちは〇 だけど 行動は× そして新しい提案
この黄金ルールで伝えていくと、子どもは落ち着いて話を聞いてくれるのです。
例1)高いところから飛び降りようとしている子に
「ここからジャンプしたくなっちゃったのね」(気持ちは〇)
だけど
「ここからジャンプは危ないからダメよ。」(行動は×)
「ママと手をつないでジャンプしようか?」(新しい提案)
例2)片付けは嫌!と駄々をこねる子に
「もっと遊びたいのね」「片付けは大変だからやりたくないよね」(気持ちは〇)
だけど
「バラバラのままだと無くなっちゃうかも。」「このままだとお部屋が使えないからご飯が食べられなくて困るわ」(行動は×)
「ママも手伝う?」「壊すのが嫌なら、写真に撮って残しておく?」(新しい提案)
「ダメ!」「やめなさい」を言う前に、子どもの気持ちに〇をつけてあげるだけで、子どもは愛情を感じます。新しい提案で、できることを伝えると否定されずに受け止めてもらったと感じるので、話を聞くようになります。
走るのが好きで服が汚れるのもお構いなし、行動をすぐには止められない、でも早くは出来ない……それが子どもです。
ママに気持ちを受け止めてもらうことで、すぐにはできなくても繰り返しの中で身についていきます。
今日ご紹介した黄金ルールを試しながら、長い目で見守っていきましょうね。
【画像】
※ ziggy_mars、maroke / Shutterstock
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