マイナス40度でミニスカ女子大生の脚はこうなった

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2018年01月29日 18:42  ニューズウィーク日本版

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ニューズウィーク日本版

<死者も出るほどの寒波の中、ミニスカートは履かないほうが身のためだ...>


カザフスタンの首都アスタナから飛び込んできたのは、気温マイナス40度の中をミニスカートで出掛けた若い女性の脚の写真。名前と年齢は公表されていないが、アスタナにある大学で法律を学んでいるという。


アスタナの冬の寒さは厳しい。11〜3月の平均気温は氷点下が当たり前だし、過去には1月にマイナス50度を越える寒さを記録したこともある。女子大生がなぜ、そんな過酷な状況でミニスカートを履いたのか動機は謎だが、結果としてひどい凍傷になってしまった。自宅に帰ってからも脚の症状が収まらないため、病院に駆け込んだ。


TC-AHE at ice cold #Astana pic.twitter.com/cMTGcXUwYq— PANJet (@PANJet_Charter) 2017年12月27日


(吹雪のアスタナの様子)


今回、写真を発表したのは女子大生が治療を受けた病院の医師。女子大生の脚は極端な低温にさらされ、皮膚や他の組織が傷付き凍傷を起こしており、世間へ注意を呼び掛けている。デイリー・パキスタンが報じるところによると、女子大生は両腿の凍傷を治療していたと病院の広報ネチズン・ザンボラット・マミシェフが認めている。女性大生はすでに帰宅が許可されたが、今後も包帯交換のために通院する必要があるという。


Woman gets frostbite after wearing mini skirt in 40C... https://t.co/wLKwminUGq pic.twitter.com/5gBBjY6CuN— Report UK (@ReportUK) 2018年1月27日


タイツは履いていたけれど...


英メトロ紙によると、女子大生はタイツを履いていたそうだが、マイナス40度の冷気にとってはタイツを履いていようがなかろうが問題にならないだろう。マミシェフ曰く「女子大生が生きているのは神に感謝する」レベルだ。「今後は朝、服を選ぶときに凍傷のリスクについて考えられるはずだ」


カザフスタンと国境を接するキルギスでは寒波の犠牲者も報告されている。キルギスのニュースサイト「AKIpress」によると、首都ビシュケクでは1日のうちに13人が凍傷で病院を訪れ、2人が死亡。国立外科センターの救急外来に1晩で寄せられた電話の12件が凍傷に関する相談だったという。


冬場のおしゃれは寒さとの戦いとは言うものだが、代償はあまりにも大きい。戦いを挑む敵は選ぶのが賢明だ。


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ニューズウィーク日本版ウェブ編集部


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  • 真冬の北海道 層雲峡の氷祭りで ミニスカートに生足ルーズソックスの女子高生たちが氷像と戯れてた しかも夜���ä��� ー10度くらい地元民はなんともないのか
    • イイネ!2
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