この作品の映像美と恐怖感、難解さ。子ども心にショックを受けました。今のキラキラジャラジャラしたＣＧ映画より、簡潔ななかに凝縮された不気味さはだんちに違う。今なお新しく感じる作品。

小学生の時にテレビで観て、もうHALの声が怖くて怖くて。子どもには「解釈」の概念ないから観たまま。モノリスも怖かったし、とにかく戦慄した。そんな中で宇宙船の中をCA？がぐるっと回って移動するシーンの美しさと音楽に感動。

声の演技だけで映画史に残った人。奇しくも今年は２回も『２００１年』を劇場で見たばかり。ご苦労様でした。

「ﾃﾞｲｳﾞ…私は怖い…何が起こるんです？」「素晴らしい事だよ」「私はどうなるのです？」「…ぼくと同じになる」　(´;ω;｀)　誰が何と言おうとぼくは『2010年』肯定派です。

11月5日にNHK BS プレミアムで放送されたこの映画。いまその録画を自宅のテレビで観ているが、特に、あの壮大な宇宙の映像と音楽は、映画館の大きなスクリーンとステレオ音声で楽しんでみたい。

思えば『2001年』も『2010年』も、映画になった時は遥か未来の話だった筈なのに、既に過去なんだよなぁ…技術は映画に追い付いてないけど。

この方の名演のおかげで、AIの発する無機質な声に恐怖感を抱くようになりました。それは今後も必要な感覚だろうからいい勉強になりました。

ｰ吹き替え版も似た様な声でしたね！要するにアナウンサー声というかーｰ。

デイブ……やめて……怖い…デイブ…

昔見たなあ。ご冥福をお祈りいたします。

我が家にはダビングしたVHSテープがあり、子供も何度か見ていた。授業中に先生が「2001年宇宙の旅という映画でコンピューターが云々」と言ったら子供が「デイジー♫」と歌い出したので「お前は何歳だ？」と驚いていたと笑っていた。

この人のHALの声、穏やかで温かみがあって好きだったな。

HALの声が別の人だったら、もしかしたらこんなに心を掴まれなかったかもしれない。ありがとうございました。