鞭を鳴らしながら踊る女盗賊・黒蜥蜴が大・大・大好きでした。合掌

懐かしいお名前 何となく気になるような妖艶さが魅力でした。 お悔やみ申し上げます。

夫婦で極楽にて安らかに・・・って書こうとしたが、「京唄子」と完全に脳内勘違いをしてた(笑)

この報に接した家内が「『肝っ玉かあさん』の人？」と言い（それは京塚昌子……）、さらに「漫才師だったよね」とか言ってる（それは京唄子や！）。絶句。

代りのいない「大女優」である。ＯＳＫ時代母が後輩で「厳しいが優しい先輩だった」と聞いた。映画界に入り直ぐに大スターとなったが、実力があり衣笠、溝口、黒沢ら大監督にも可愛がられた。「羅生門」での妖気は見事。

長生きされましたね。お疲れ様でした。犬神家の一族が一番印象に残ってます。

先日、BSで「羅生門」をやってたんで視たけど、世界のミフネではなく、世界のクロサワでもなく、京マチ子さんの美しさを愛でる映画だったな、と思った。

戦後的？マチ子とカタカナ混じり芸名に掴まれた記憶。昔クイズ番組に出てる時とかが意識できた初コンタクト。TVドラマ等その前に観ていたのかな。訃報記事に写真無し？　戦後焼け跡日本に希望の様な美女の出現だったかと★

華やかでありながら可愛らしくおっとりした風情の大女優でした。あの美貌はロシア系が混じっていると聞いたこともあるが。ご冥福お祈りいたします。

代表作はたくさんあるが、やはり、溝口健二の『雨月物語』と、小津安二郎が大映で撮った『浮草』かな。とくに『浮草』のラスト、中村鴈治郎演ずる旅一座の座長との仲直りの列車内のシーンが、よかったなあ。

京祭りのときは入院されてたのかな？小津で唯一オモロイ”浮草の旅芸人の姐さんも捨てがたいけど赤線地帯のミッキーはトラウマタイフーン”合掌

映画「羅生門」の、人妻の匂い立つ色気は、モノクロの画面からも伝わって来ました。その色気があってこそ「羅生門」は説得力ある名作になり得たと思います。合掌。