ホンダは18日、小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」を法人向けに貸し出すシェアリングサービスを月内に開始すると発表した。契約した企業が、ちょっとぜいたくな旅行や迅速な移動など自らの顧客に提供するさまざまなサービスに活用することを想定している。機体のスケジュールはホンダが管理する。
当面は1機で始めるが、利用状況に応じて機体数を増やしていく計画。法人だけでなく、一般向けの貸し出しも検討する。ホンダが提供する車両などで滑走路の機体付近まで送迎し、空港ビル内での出発待ちがない快適な空の旅を実現する。
利用料は非公開だが、移動距離300キロごとに価格が上がる料金体系とする。昨年、実証事業として訪日富裕層向けの地方旅行を催行したジャパンチケット(東京)などが既に利用を予定しているという。