30歳・年収800万円医療従事者男性「iDeCoは引き出せないので浪費癖のある自分にはとてもあっています」積立の含み益は？

2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態を覗く機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

30歳・年収800万円医療従事者男性の積立投資の取り組みと運用成績は？

今回は神奈川県に住む30歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。

■家族構成
本人のみ

■金融資産
年収：800万円
金融資産：現預金10万円、リスク資産600万円

■リスク資産の内訳
・投資信託：100万円
・日本株：250万円
・米株：250万円

■積立投資実績（※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載）
・eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）：iDeCo／2021年から

2021年からiDeCoを使ってeMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）に積立投資を続けてきたという今回の投稿者。

投資額は「月2万3000円」で、運用実績については「元本75万円投資→運用益込100万円」と、積み重ねがしっかりと利益を生み出している様子（※数字は2024年夏場以前のもの）。

「eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）は、コロナ禍で下がっているところから積み立てしていたため基本的にはずっと含み益でした」とのこと。

また個別株投資も行っているそうで、8月の下落相場以降の成績は不明ですが「個別株に関しては配当受け取りメインの株ばかりでしたが、今年の上げ幅を受けて3年間で100万円程度の増加です。積み立ては3年目で25万円でした。個別もコロナ後より400万円程度トータルで入金しましたが、100万円程度の増加だと思います」と説明されています。

30歳・年収800万円医療従事者男性の思う積立投資のメリットや新NISAのプランは？

「勢いで高いもの買ってしまいます」という投稿者。そのため積立投資を始めてよかった点として、「iDeCoは引き出せないので浪費癖のある自分にはとてもあっています。税金の還付などあり美味しいことばかりです」とかなりメリットを感じている様子。

また「老後の資金と今後結婚などしたときの保険代わりに運用しています」と説明。

いまだに「月末にお金（生活費）が足りなくなった時に、もっと積み立て（に回さ）なければ！と思うことがあります（笑）」と浪費癖は完全に治っていないようですが、「手取りが見かけで減るため、浪費癖がある自分には良かったと思っています」と重ねて自身との相性の良さを口にされています。

積立投資を始める人へのアドバイスとして「どんなに厳しくても拠出しましょう。月末は辛いですが良い未来が待っています」とのことです。

新NISAについては、「成長投資枠にNTT＜9432＞などの低価格の株を買っています」と語られていました。

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(文:あるじゃん 編集部)