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日向坂46が9月7、8日に宮崎県総合運動公園、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で開催した「ひなたフェス 2024」に約29億円の経済波及効果があったことが24日、明らかになった。宮崎大地域資源創成学部の土屋有准教授が対面とオンライン形式で行われた記者会見に出席し、経済波及効果の分析結果を発表した。
土屋准教授は主にオンラインアンケートを実施し、経済波及効果を算出。7819件のアンケートを回収し調査をした。経済効果(総合効果)は29億900万円があったという。地域全域に波及効果を生む新たな地域活性化モデル「フェス観光」による広域観光の効果があったと発表した。
2泊以上の滞在が約67%を占める「長期滞在傾向」や、来訪者の約60%が宮崎市外も訪れているという「広域観光効果」、そして初めて宮崎県を訪れる人が約63%を占めフェスが新たな観光客層を開拓した「新規来訪者の獲得」などの特徴があるとした。
また土屋准教授は「個人的には、こんなにデータが集まることはなかなかありません。通常は数百件のアンケートから、数千、数万を推計することが多い。これはひとえに、『おひさま』と呼ばれる日向坂46のファンの皆さんが今回のフェスを機に宮崎に愛情を持っていただいて、協力をしていただいたということだと思います」と補足した。
日向坂46は9月にグループとして「みやざき大使」に就任。「ひなたフェス」では、宮崎県総合運動公園で「ひなたエキスポ」と銘打ち、さまざまな地元企業の飲食店、自治体などのブースが多数出店した。宮崎県の26市町村ともコラボ。JR日向市駅は、期間限定で「日向坂46駅」となった。SDGsにも取り組み、ライブ翌日にはごみ拾いなどのクリーンイベント「SNOOPY Loves NATURE “Team up!” in ひなたフェス2024」も開催された。
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