裁判官が福島原発視察=東電株主訴訟控訴審―一審は13兆円賠償命令・東京高裁

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2024年10月25日 20:01  時事通信社

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時事通信社

福島第1原発近くの駅に到着した木納敏和裁判長(左)ら=25日午前、福島県大熊町のJR大野駅前
 東京電力福島第1原発事故を巡り、東電の勝俣恒久元会長ら旧経営陣に23兆円余りを会社に賠償するよう求めた株主代表訴訟の控訴審で、現地での進行協議が25日に行われ、東京高裁の木納敏和裁判長らが同原発敷地内を視察した。

 訴訟では2021年10月、一審東京地裁の裁判長らも同原発を視察。22年7月の判決は「津波対策を取れば事故を防げた可能性は十分にあった」として勝俣元会長ら4人に計13兆3210億円の賠償を命じ、旧経営陣と原告側双方が控訴した。

 終了後に取材に応じた原告側代理人弁護士によると、視察は午前11時半ごろから午後3時40分ごろまで実施。1〜6号機周辺や原発を見渡せるデッキなどを回った。木納裁判長らは興味深そうに説明を聞き、疑問点を東電社員に尋ねていたという。

 控訴審は11月に結審する見込みで、判決前に現地の様子を確認する必要があると判断したとみられる。 

このニュースに関するつぶやき

  • こいつらは悪魔だろう。原発を私営企業に任せるなど、日本人はまだサルと大差ないってこと。しかも自民党と何十年前から癒着してる電力業界
    • イイネ!3
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