門別競馬場で11月4日(祝月)に行われるJBC2歳優駿(2歳・JpnIII・ダ1800m)。それまで行われていた北海道2歳優駿を発展解消する形で、20年からJBC競走のラインナップに加わった。将来的には持ち回りでの開催を視野に入れているものの、生産界との密接な関係があるJBCの趣旨を鑑み、当面の間は門別で行われる。
昨年はフォーエバーヤングがここで重賞初制覇を飾り、のちにケンタッキーダービー、BCクラシック3着と世界に大きく羽ばたいている。発走予定日時は4日(祝月)の17時55分。主な出走予定馬は以下の通り。
■タガノマカシヤ(牡2、栗東・中村直也厩舎)
芝1600mのデビュー戦は中団から伸びきれず4着に終わったものの、2戦目でダートに転じると才能開花。最初の600mが35.8秒と2歳戦では決して楽なペースではなかったが、最後まで行きっぷりは衰えず、終わってみれば後続に3.3秒差の圧勝だった。初地方、初重賞と楽ではないが、タイトルを手にして砂の超新星に名乗り出たい。
■リコースパロー(牡2、北海道・川島洋人厩舎)
これまで4戦4勝。全てで上がり最速を記録と、今年出走するホッカイドウ競馬所属馬で筆頭格といえる存在だ。先行力も持ち合わせており、いずれも2番手以内で運んでいる。前走のサンライズCも馬なりで外2番手に付けると、直線も力強く抜け出して2つ目のタイトル獲得。JRA勢も強力だが、地元にビッグタイトルをもたらすか。
■ローランドバローズ(牡2、栗東・上村洋行厩舎厩舎)
父ヘンリーバローズ、母ダイアナバローズで、猪熊オーナーに縁深い血統。ディープインパクト産駒の父は全2戦で引退したが、種牡馬としては産駒が中央5勝、地方16勝を挙げている(31日時点)。初陣はうながして2番手から運ぶと、直線もしぶとく脚を伸ばしデビュー勝ち。力強い走法から地方も合いそうで上位進出を期待したい。
そのほかにも、新馬戦を快勝したグランジョルノ(牡2、美浦・高柳瑞樹厩舎)、重賞連続2着のソルジャーフィルド(牡2、北海道・川島洋人厩舎)などが出走を予定している。